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Channel: 宮城県仙台市プロ家庭教師なオンライン指導『点取屋たかはし』のおっちゃん寝るブログ(YouTuber &TikToker)
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女子の指導の難しさ

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私は生徒らに、合格させんがために時として、非情にも

科目を斬る!
ことを命じることがある。特に英語で。その結果、合格させたことが何度もある。過去を振り返って、冷静に考えてみても斬らなきゃ受からなかったとも思う。

が、時としてそれが親御さんからすれば、物凄く恨まれることもある…こちらから丁寧に説明したとしても、親にはやはり『我が子には困難に打ち勝って欲しい』と言う想いがある。が、その一方で困難に打ち勝とうとする労力が残り時間を考えると、得策ではない場合も多々ある。

現実問題、親の願望に答えると、結果が出ないことも多々ある。私はそう言う経験も何度かしたことがある。『あの時、英語を斬っていれば、この子は○○高校に受かっていた筈だ…』と言う忸怩たる思いも多数してきた。故に、親の願望を滅殺してでも結果に拘り、結局私は『斬る!』ことを選択することに今はしている。

私は在仙の家庭教師のなかでは数少ない、いや私しか居ない唯一の公立高校不合格経験がある家庭教師だ。親御さんと話すと大抵の親は公立高校出身なので、親御さん自身高校受験で不合格を経験していない方が多い。だから、まあ親であるが故に理想を追い求める傾向がある。

しかし、私は落ちた経験があるが故に、落ちた苦しさと言うものも経験しているので、親御さんに恨まれて受かることと、親御さんに恨まれはしないが落ちてることを天秤にかけると、どうしても『親に恨まれても受かること』を優先させてしまう。

落ちた経験が無い者に、落ちた心など想像こそ出来ようが、体感したこともないだろうし、私は体感したからこそ生徒にあのような経験をして欲しくない。して欲しくないからこそ、非情にもなる。

ただ、非情と言っても生徒的には嬉々として斬るを選択するのだが、結果的に斬るを選択すると、特に普通科の高校に進学した際に苦労するというだけのことだ。だから私は『斬る!』と言う選択をさせた者には、実業高校を勧めたがるんだがね。

が、こと女子の場合、この『斬る!』という選択がなかなか出来ないのだ。何故なら女子の場合、基本的に『女子は男子のように馬鹿になれない』から。男子は目的到達のために、余計な情報や物事をシャットアウトしてまで集中することが出来ると言う特性がある。

が、残念ながら女子の場合はそれが出来ないのだ。女子の場合、仮に科目を斬ったとしても、その斬った科目を影でコソコソ勉強するから。男子の場合は斬ると選択したらトコトン見向きもしないでやってくれるから。

口では『私、男っぽいとか男みたいって言われるし、自分でもそう思う』と、よく女子は言うが、どこまで言っても女子は女子だ。『っぽい』ってだけで断じて男では無い。

かつて、私の生徒でアラレちゃん1(ふじかわさんネームではドロップちゃんと呼んでるようだが)の家庭教師をした時に、私は就任早々、『俺は君を男として扱うから、男になった気でついて来い!』と言ったことがある。唯一彼女ぐらいじゃないかな、私が彼女を男として扱って、男のようなハートを持てたのは。

女子が大幅に得点アップする最大のコツは、師の進む道を迷わずついて行ける素直な人じゃないと、成績アップは叶わない。が、しかし、なかなか女子は『色々勘繰って、邪推してしまう生き物』なので、なかなか全身全霊で師の教えに忠実について行けない人の方が圧倒的多数だ。

アラレちゃん1とか女バスちゃん2のように、女子で大仕事をやってのけた子は、師の教えを忠実に聞けることこそが、成績大幅アップするための最低条件になる。

男子にはそういうことが出来る人は多数いる。が、女子の場合はそれは少数派だと思う。女子はなんやかんや言っても、何処かで『個・我』を主張する人が多く、なかなかその師にその身を預けると言うことが出来ない者だと、私は思う。

これは15年やそこいらではあるものの、『生き方』の問題なんだろうと思う。恐らく推測なのだが、アラレちゃん1は分からないが、女バスちゃん2の場合、幼少期から『一方井監督』と言う絶対的な存在についていっていたので、師にこの身を預けると言うことが易々と出来る生き方をして来たんだろうなって思う。

アラレちゃん1は特にそうした部活っ子ではなかったけれども、過去に特定の学校の先生についていくことを経験して来たんだろうなって思う。

女子の指導はそう言う意味では、短期間で『この身を預けれる存在になる』ことが必要だ。また、女子の指導であるが故に、もう1人母親と言う女性の存在がある。だから、この女子を教える場合、『母親と娘両方が師の教えに忠実になる』必要があるので、これがなかなか難しいのだ。

娘だけ師の教えに忠実でも、母親だけ忠実でもダメなのだ。他方がそうじゃないともう他方にその邪推が伝わるから。母娘一丸にならせることがまた困難を極める事態でもある。

そこが女を教える難しさなのではないだろうか。男子の場合は、反抗期もあることが幸いして、勉強面で母親の影響を受けずに済むから、馬鹿になれるんだがね。しかし、女子の場合はいい意味でも悪い意味でも『周囲の空気・顔色を伺う子が多い』ので、3人の意思統一がピタっと出来ること自体が珍しいことだと思う。必ず誰かが邪推したり、邪念が湧くものだから。

それだけ、女と言う生き物は人生を生きる上で慎重な生き方をするっという特性があるが故に、長生きするだろうなって私は思う。

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