私は、高校を卒業してすぐ父親の仕事をした。が、その時、ちょうど北斗の拳でラオウが言っていた言葉が、ずーっと胸に突き刺さっていた。
『兄弟が同じ道に進めば同じ宿命を背負う。兄弟ならば違う道へ進めば良い!』
その6年後、私は兄とは違う道へと進んだ。
多分、あのまま私が同じ道を進み続けていたら、当然同じ宿命を背負い、2人は結局もめることになったろうと思う。うちの兄はとてもプライドが高い人なので、俺よりも上だと思っているのが見て取れたから。多分うちら兄弟があのまま同じ道のままだったら、そうなっていただろうな。
だから、私はあの時の決断は今なお正しいと思っている。兄弟でもめるのは得策ではないと思っていたから。うちの兄は私とは正反対で、他者から『あいつはクソがつく程の真面目だ』とよく言われていたからなぁ〜
私も兄を見ていて、『俺はあんなクソ真面目になれねぇな』って、つくづく今なお思うのでね。北斗の拳のアインのように、パッと見はチャランポランに見えるけど、その実、家族想いのいいパパさんに俺はなってるかな?!自分では分からんけど、まあ基本的にはチャランポランかもな(笑)