我が母校の仙台城南高校には、私が大変お世話になった先生の第1位なのが、佐藤昌宏先生です。だから、生徒には必ず『困った時は佐藤昌宏先生を頼れ!』と、言ってます。
山形弁交じりのさざ波のような語り口で、メガネ掛けた童顔の、ややマギー司郎っぽい出で立ちの理科の先生です。いつも白衣を着てます。まあ入学式とか卒業式では着てないでしょうがね。彼のモノマネもよくやりました(笑)
我々の代でモノマネされる第1位は武田吾郎先生(退職)、2位が岩倉丈夫先生(まだ居ます。通称『絵仏師』と呼ばれてました)、3位が加藤栄二先生(故人)かな。大堺先生のモノマネやったら大堺先生にめっちゃ叩かれましたわ(笑)大堺先生の前で♬サンダーバードぉぉぉ♬って歌うと、マジギレしてさぁ(笑)絵仏師は高2・3と私の担任でした。
私は当時生徒会だったので、授業は基本的に退屈だったので、登校してすぐに寝てました(笑)起きると放課後になってて、クラスは無人で私だけ…
で、起きると基礎理科実験準備室ってところに、その佐藤昌宏先生は生徒会顧問の尾形先生(もう定年してます)の隣に居た新任の先生でした、当時はね。あの頃はまだ非常勤講師でね。
歳が近かったこともあり、わたしの兄貴的な存在で、彼が当時吸ってた机の引き出しに入ってるタバコを何度くすねたことか(笑)正直、私はこの昌宏先生が授業してる科目を受講したことがないので、直接教わった訳じゃないんです。顧問の尾形先生は、二年の時に生物を教わりましたがね。
でも昌宏先生には私、1番相談に乗ってもらってました。寝てるだけなんで、基本的にいつも学校辞めたかったんです。この昌宏先生や尾形先生、生徒会の奴らとおかげで、私は学校を辞めずに済みました。
馬鹿なことをやっては、昌宏先生にとうとうと説教されたり、時に親身になってくれたりしました。私は未だに年賀状もらってます。
私、思うんです。男って、基本的に高校つまらないんですよ。だから、高校に何らかの居場所がないと、本当高校辞めたくなるんです。
だから、なんか部活やって欲しいです。城南というと真っ先に『空手・レスリング・フェンシング』部がありますが、別にそこまでヘビーな部活じゃなくてもいいんです。
アムロレイじゃないですが、私の生徒会じゃないですが、校内で帰れる場所・戻れる場所があるってことが、心の拠り所になって、三年間辞めずに居られるんだと思います。
男にとって、高校の友達は一生の宝物です。M間、揚次のI城、味噌屋のヒゲタンのD地、K井、H中・Tクちゃん、台が森焼きのM博などなど、ほとんど1年12組の橋本先生の時のクラスの友達です。
楽しい高校、いい高校ではないです、城南高校は。すぐにはこの高校の良さなんか分かりません。特に10代・20代のときは、よく『城南クソだ!』ということでしょう。
でも、良き仲間、良き恩師は城南には居ますから。楽しんで行ってください。