時々指導してて、目にする発達障害。
大別して
①事実を言わなくてはならないと思えるお母さん
②言うとキレるので事実を告げられないお母さん
③お母さんもそうなので言っても変化が見込めないお母さん
この大別すると3つに分かれると思います。特に一番厄介なのが③です。下手するとそのお母さん自体がお子さんだけでなく、ご自身も発達障害と言うことを気づいてない場合もあります。
こうなると変化が見込めないので言えないんですよ。②はある瞬間で自覚する時がいずれくるのでね。時としてお母さんが、最後まで我が子をナンバースクールへと言う期待を捨てられない場合もあります。こうなると静観し続けるしかないんですよね。
この見極めがとても難しいんですよ。毎年3人くらいいて、毎年うち一人にしか伝えません。伝えるにはよほど親と私との信頼関係がないといけないので。いっときは全員に伝えてましたが、そのうち一人には必ずキレられるので、最近はじっくりお母さんの様子を見てから、伝える伝えないの判断をしてます。
ただ、お母さんには言えないまでも、本人にだけは発達障害と言う言葉を使わずに、その対処方法や身の処し方、心構え、生きやすい環境の作り方などは伝えています。基本的にお母さんっと言う生き物は、
子どもに弱点があることを嫌う生命体
なので、例えば、
中3で
英語6点
数学50点
理科45点
国語60点
社会40点
となってる場合、母親としては英語を一番やって欲しいと願います。
が、某アツいとある毎日ネットで人気の有名個人塾の塾長さんから言わせると、
うちの塾はは生徒に科目切りなど絶対にさせない!
と言ってますけど、そりゃああなた塾に毎日行かせられれば、私だって切らせませんよ。が、残念ながら私は家庭教師なのですよ。週に一回二回程度しかやれないんですよ。うちが毎日指導が出来たら、お金がエラいかかっちゃうんですよ。家庭教師が毎日きたら、某個人契約有名プロ家庭教師の先生みたいに、家庭教師代だけで月30万50万かかっちゃうんですよ。どたい無理な話なんです。なもんで切るしかないのですよ。
中3で英語6点と言うと、
①英語をやるだけでテンションがベロダウン⤵️
②教科書でわかる単語はI、you、ローマ字、appleなどの英語幼児教室でやる系の単語少々(語数でいうとせいぜい50/2000語程度)でアルファベットは小文字大文字は書けるが、時折bdやpqの向きを逆に書く
③単語練習は露骨にイヤそうに雑に字を書く
④生涯一生日本から出るつもりがない
なのですよ。②の状態はさしづめやっと2歳児が英語を理解しようとしたぐらいのレベルです。
2歳児に高校入試の問題を解かせるのと同じ感覚なのですよ。わかりますか?この状態がどんか状態なのか。
こんな状態なのですよ。
こうなると、英語を切って、その労力を他の科目に割り振った方が得策なんですよね。が、
子どもに弱点があることを嫌う生命体
と言うのが、母親の特性なのですよ。なもんで、これをお母さんに説明して納得ずくでやらなくてはならないのですよ。