Quantcast
Channel: 宮城県仙台市プロ家庭教師なオンライン指導『点取屋たかはし』のおっちゃん寝るブログ(YouTuber &TikToker)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3123

中三のこの時期のテストにおける評定への影響

$
0
0

模試の結果についてお母さん方に言っておきます。


もうすでに富谷市と宮教大附属中は後期中間テストが終わってますが、他の市町村ではまだ後期中間テストないし、二学期期末テストが終わってない地区も多少あります。

そのため、今月は特に女子は影でコソコソ定期テスト対策勉強をやってる都合上、宮模試やぜんけん模試の結果が画期的いい訳がないんですよ。この定期テストが終わって、特に女子はやっとやっと本格的な受験勉強を始め出すものです。

だから、最近受験勉強を始めたばかりなので、11月の宮模試やらぜんけん模試やらでいい成績がとれる訳がないんです。

男子だったら、この11月の宮模試やぜんけん模試の成績が上がってる人がいますがね。女子には全くと言っても言い過ぎではありませんが、女子はその内申を0.ナンボ上げることにこだわってるため、この定期テストを捨てる・割り切ることが出来た女子などほぼ皆無でしょうな。男子のように定期テストの成績なんかノー眼中で本格的な受験勉強モードになってる人がだいぶ居るんですがね。

よく中三の年末以降の女子が上がりにくいと言われますが、それは男子と比べて本格的な受験勉強を開始する時期が、この定期テストのために1ヶ月出遅れるからが最大の理由です。0.1やそこいら評定が上がったところで、そう体勢に影響無いし、小数第二位以下の評定は全部切り捨てされるだけなので、全く意味無いんすよね…

3.89も3.81も、評定的には同じ3.8です。下記のぜんけん模試の相関図を見てください。
{E3FAC819-96B6-4439-AA6B-0B965AEBB5DF}
上の表が内申、左が点数の座標軸です。仮に今回の後期中間テストで、頑張って成績を上げて、よしんば評定が良くなったとして、内申点が3上がったと仮定しても、内申ランク10ずつで1ランクなので、内申点には10単位の幅があります。

だから、仮に内申が3上がったとしても、110が113になっただけで、内申ランクが上がりません。内申ランクが上がるには同じ3UPでも、118が121になるとかじゃ無い限り、内申ランクなど上がりません。

また、もう一度ぜんけん模試の相関図の画像をよく見て欲しいのですが、よく見ると緑色のラインがガタガタと右上に向かって上がってますね。で、内申のラインが仮に上がったところで、右に一個マスがスライドする程度なので、左右に一個二個スライドした程度では内申に大した影響を及ぼしてなどいないことが分かってもらえると思います。どうしても前期ないし一学期に評定が出てしまってる以上、それが足かせになってるので、学年評定で4が3つ()増えて31が34になったとしても、中1・中2で仮に5科オール3の15×二年間=30、実技オール4の16×2×二年間=64なので、30+64=94で二年間の内申点になります。

この中三で5科で+2・実技で+1となっても、内申は前年より4点UPだから35点内申に加算され、三年間トータルで129ということになります。画像の129を見れば分かりますが、(オール3)と書いてあるところの数値ランクの左隣が129点のランクとなります。これを私は北海道の内申ランク風にGランクと呼んでます。オール5でAランク、オール4でDランク、オール3でHランクとなります。

実技×2をしないで考えますね。このことを都内では素内申と呼んでます。中1・中2の素内申はそれぞれ31(評定3.4)で、二年間計62(評定3.4)です。中3の素内申は34(評定3.7)です。合算すると素内申の合計は96(評定3.5)で、通信簿では3UPしても、評定では三年間で均されるせいで、0.2しか上昇してません。

また、内申ランクも3UPしても予定調和の三年間31だった場合で、想定内申は125なので、内申ランクは上がって居ないのですよ。中3で内申ランクが1上がる事自体ほとんどあるものではありませんから、ぶっちゃけ中3女子たちがちょっとでも内申を上げたいと抗う行動それ自体がナンセンスだと私が生徒に言うのは、そう言うことなのですよ。

まあ、こういうと結局女子は『じゃあ内申ランクが上がるくらい上げてみせます』と言ってくるんですが、いまさら内申ランクが1・2上がっても、点数ランクが上がらなきゃいけないんだど、そっちの方が中3は大変なんだどって言っても、なかなか範囲が決まり切ってて見えやすいテスト勉強の方が取っつきやすく、逆に範囲が決まり切ってなくて暗中模索の受験勉強には取っつきにくいのと、逃げてるのと両方で、女子はどうしてもこの定期テスト勉強に言っちゃうのが現実です。

その点、男子にコレを説明すると、すぐさま定期テスト勉強は今までの定期テストの没頭度ほどではなく、3から4割くらいに抑えて、受験勉強に邁進してくれるんですよね。だから、うちで定期テスト勉強してる男子は、例えば学院榴ヶ岡の特別推薦の54に1足りないコとか、前期の受験要件の0.1足りないコしか居ません。

これが男子が年末以降にかけて、爆裂に偏差値が上がる最大の理由です。女子は男子よりも一完歩出遅れているので、頑張っても一月の模試くらいしか上がりません。

が、しかし女子は年末年始以降になると、生物学的性格・性質上、どうしても
①猛烈な男子の勢いへの焦り
②落ちたらどうしようという不安
③それらひっくるめた志望校下げるかどうかの迷い
④停滞する成績が原因の母とのトラブル
これらに苛まれるようになりますから、そうなると、勉強に身が入りにくくなり、心にブレが生じ、成績が停滞ないし下降しやすいのです。

が、男子はバカだから『俺ぜってー受かるし!』と言う根拠のない自信に支配され、迷わないので、心がブレ無いのですよ。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 3123

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>