最近
私は基本的には、生徒の意見を尊重しますが、尊重しない場合もあります。
例えば、
①生徒の志望校が、本人のレベルよりも不当に低い高校を望んでる場合
②生徒の志望校が、本人のレベルよりも過剰に高い志望校を望んでる場合
③◯◯部に入りたいのに、◯◯部が無い志望校を望んでる場合
かな。
なかでも、私は①がとても残念に思えてならないんですよ。でも理由があれば納得しますよ。バスケ特待生で明成・聖和とか、バレー特待生で古学・東北とか、サッカー特待生で育英・聖和・常盤木とかに行くんならね。
だけど、時々部活もそうやりたい訳じゃないのに、不当に低い高校に入りたいと望んでる生徒がいるんですよね。
去年、菓子折りちゃんって仙高に行けそうなのに、親子でビビって広瀬にした子居ましたけど、1つ上に行けそうな手応えがあるのに、行かないってのも私はあんまり好きじゃないです。
以前、多賀城高校に行けるのに、常盤木リバティって言って来た子がいました。部活とかの絡みでも無くね。スーパー両立コースとかも勧めたんですけど、リバティに行ったんですよね。
で、結局その子はやっぱり常盤木リバティに進みました。でも、不当に低いコースに入ったこともあり、やっぱり女子なので周りに適合させようとするじゃないですか。
結局、周りに適合しちゃって、バイトや恋愛を頑張って、結局バイト先の店長さんと結婚と出産のために高校を中退していきました…ちなみに多賀城中の子でした。
多賀城高校A判定だったので、宮城野とかも受かっただろうし、他の私立でも全然良かったんですよね。
でも勉強したくない、あそこの制服ダメ、あの高校◯◯先輩いるからダメ、特進は勉強させられるからヤダみたいなね。
ヤダヤダ言うけど、肯定的な発言がまるで出てこない。女子によく居る感じなんですよね。こういうタイプの進路指導が一番やりにくいですね。
ヤダヤダ言って、先のことを考えようとしないのね…
こないだ、ちょうどミラックマツヤで、その子を見かけました。なもんで、ちょっと立ち話をしたら、やっぱりすでにその旦那さんと別れてしまってたようで…
やっぱり高校選びに後悔してたみたいです…不当に低いレベルの高校に行ったが故に、その高校に馴染めなかったと話してましたね。大した勉強してないのに、テストでは上位になるし、みんな『えっ、こんなことも分からないの…』って思えて、どうしてもクラスメイトを馬鹿にして見ちゃうようになったし、そんなクラスメイトと自分は違うんだ、一緒にしないでくれ的な思考になり、ますます孤立化したって言ってましたね。
まあ、でも今はその子も育英の通信制高校を卒業したようで、少しずつ頑張ってるようですけど、まだ子どもも小さいので親元からは離れられないようですね。
そう考えると、やっぱり中3やお母さんには煙たがられるかも知れないけど、言うべきことは言っておかないとなぁと、改めて思いました。