女子の成績上げ方って、私はまだ確立していない。ただ、これだけは言える。
①女子は絞り込んだ方が伸びる
②精神的に追い詰めないこと
③心的アドバンテージがあること
この3つかな。
入試直前期に成績が伸びた女子は、私の平成9年から今日までやったなかで、過去3人しか居ません。それだけ、女子は追い込めば、追い込むほど伸びないことの表れでしょうね。
平成24年女バスちゃん2
平成25年アラレちゃん1
平成26年ジュピトリアスさん
の3人です。平成9年から15年間は、女バスちゃん2が出現するまで、直前期に上がった女子が皆無でしたから。が、何故か私は三年連続でそういう子に当たりました。
3人に共通していることは、
①揺るぎなくブレない信念を持ってる
②弱音をはかない
③志望校に行きたい執念が異常に強い
④部活こだわりがある
⑤私立併願で女子校受けること
ことかな。
今年のMVPのかなちゃんですら、白石高看護科と言うブレない信念を持っていたのに、年末には『落ちたらどうしよう』と言う気持ちに揺さぶられて、その気持ちに成績までもが反映しちゃいましたからねぇ…でもまあツインズの片割れがいたおかげで、立て直せましたから。
彼女は双子じゃなかったら、恐らく馬群に飲み込まれて今頃私立だったんじゃないかな。双子がもつ独特な世界観っていいなぁって、私は改めて思いました。
今年は女子が多い年だった故に、直前期にズボズボな精神状態なる人が多かった。これが女子のスタンダードだと思うんですよ。中学二年半は女子ってたのもしんです。が、ラスト半年の女子は見てられないくらいズボズボな精神状態になる人が多い。
逆に、直前期に成績がズボズボになる女子には特徴があります。
①他人に否定は出来ても、肯定が出来ない
②消去法で物事を決める
③ワガママを貫き通しちゃう環境である
④制服に強い執着心がある
⑤女子校は食わず嫌いでイヤだと言う子
こう言う子はホント成績が伸びないです。
中学生になると、最早この上記5個のことはいくら親が言おうとも、直せません。
なもんで、女子小学生をお持ちの方には声を大にして言いたい。
親の方から女子校を卑下するようなこと、女性同士の人間関係が煩わしいと言うような会話は常々言わないで欲しいです。
そして、普段から物事を決めさせる訓練と、その決めたことに対して責任感・使命感を持たせるような声掛けをして欲しいですね。親ばかりが決断すれば、中学生になって禍根を残して『ママに決められるとロクなことがない』と思う反面、『ママばかりが決めてたので、いざ決断する局面になって見ると決められない』のですよ。口にするのは母親や先生、兄弟姉妹、爺婆、友達に対する不満ばかり…否定は出来ても肯定が出来ないと言うのは、そう言うことなんです。
会社の上司にもそう言う人が居て、部下達は口々に矢田部長
とにかく
アレやだ
コレやだ
と、ヤダヤダしか言わない部長さんだったので、部下達からは矢田部長と呼ばれてました(笑)
案外こう言う肯定が出来ない否定ばかりする人って、オイシイところをゴッチャンするんですよね。