教えていて、『この子、発達障害じゃないか?』って、思うことがちょくちょくある。が、それを口に出して言って、家庭教師会社時代にクレームになったことが多々あるので、私は親から『うちの子、何か障害ありますかね?』っと言われない限り、私の方からは言わないようにしている。が、かといって、思っているのに、お母さんが知らないでいるのもどうかのかなぁと思うので、お母さんの人となりを見て、言う言わないを判断している。
一番発達障害が疑われる例が、勉強中、何か物音がした時に、すぐに反応する子。虫が飛んで来たりすると、すぐに虫が気になる子。親兄弟姉妹が会話すると、親兄弟姉妹の会話が気になる子。これらは注意欠陥障害(AD)と言う。こういう子は忘れ物が多く、寝起きが悪いとか、食事が遅いなどの症状も見られることが多く、お母さんがガミガミ状態になることが多い。
逆に、上記のように勉強中にあった出来事、例えば勉強中に親兄弟姉妹が会話してることに、勉強をそっちのけにして親兄弟姉妹の会話に参加する子。勉強しだすと貧乏ゆすりを始めたり、しきりにペン回しをやり出したり、爪いじり・カサブタ剥がし・出来物潰しをしたりする子、興味が無いので寝る子がいる。こちらは『多動性障害(HD)』と言う。
で、上記両方見られると、いわゆるADHD(注意欠陥・多動性障害)というのだ。
ただ、私は『すぐにこうした症状が見られる=病院』と思う前に、まず家庭で『子どもが集中出来る環境整備』が先だと思う。例えば、勉強を始めたらテレビを消すとか、下の子もゲームを止めさせるとか、近くに親は居るようにしつつも、親は静観して見守るとかなどね。
でも、これを学校の授業でやれと言ってもなかなか難しいですがね…
こういう状態だと、なかなか学校側から高評価を受けるって難しいですからねぇ…
でも加齢とともに、落ち着いて来るのは確かなのですが、受験はまってくれませんからねぇ、お子さんの成長をね…
そこが難しいところなのですがね…