たかはしの指導=追い込み・捲り
という印象が強いと思うが、私一個人としては
大逃げ
が一番好きだったりする。
男と女とでは指導方法が根本的に違う。
女子に必要なものは
精神的安定
なので、安全マージンを持たせて勉強させるとめちゃくちゃ強い。男子と違い、女子は油断しにくい人が多いから。理想的なのは、競馬のサラブレッドにいた宝塚記念を勝ったG1ホースのサイレンススズカだろうさな。なもんで、予習をガンガン進めて、先取りして、精神的な安定を与えていると成績が伸びる子が多い。
イメージは
こんな感じやね。独走して押し切る、これが女子の理想的な勝ちパターンだと、私は思う。
逆に男子に必要なものは
逃場が無い袋小路感
かなぁと思う。女子と違い、男子が大逃げをかますと、余裕をぶっこいてソラを使って、遊び心が出てくるんすよね。やべーやべー言ってる位の方が、男子は伸びると思う。理想的なのは競馬で例えるなら、阪神3歳ステークスを勝ったG1ホースのイブギマイカグラだろうね。
男子の場合はためにためて、最後一気にガガガガーっと鬼脚を使って、一気にまとめ差しってのが男子の勝ちパターンだと思う。これを女子にやらせると、精神崩壊するから、なかなか女子の追い込みというのはやりにくい…
性別でこんなに作戦が違う。
女子は予習が一番理にかなってて適している。
が、男子は本来なら内申をシカトして、入試一本だけを見据えてやってくのが理想的だが、こうするとまあ十中八九、お母さんが不満に思い、家庭教師をクビにされます(笑)
ゆえに、私の指導方法は基本的にレギュラーシーズンは女子に対する、いや母親が好む指導方法を採用している。何故なら、教育的イニシャチブを持つのはだいたい母親だから。
男子的指導をすると、だいたいお母さんは不満がるから。伸ばし重視にするってことは『何かを捨てること』を意味するので、お母さんってそう言う割り切ったことをするのを嫌う人種が多い。ゆえに、うちで入試で100から200点アップさせた子とかは、ほとんどお母さんの満足度が低い。
入試に向けた戦いは、競馬で例えれば、天皇賞春や菊花賞だ。長距離戦なので、自ずと貯めて貯めてと言う戦い方になる。
それに対して
中間テストは競馬で例えると高松宮記念やスプリンターズステークスと言った1200mの電撃戦だ。5教科しかなく、期間も短い。
期末テストの場合は、安田記念やマイルCSと言った1600mのマイル戦だ。中間テストよりは範囲が広く、そして技家や保体があるから。
そして模試や実力テスト
中一の一番最初の模試はマイル戦だが、中三の2月最後の模試なんかは春の天皇賞と同じ距離になる。そう、やる期間によって範囲が学年を追う毎に広くなってゆく。となれば、自ずと指導方法も違ってくる。模試も実力テストも基本戦略は同じだが、競馬で例えると右回りで短い直線に坂がある中山競馬場と、左回りの直線が長い東京競馬場とでは、同じ距離でも戦略が異なるように、実力テストも模試もだいぶ戦略が違う。
そりゃあそうさな、中間テストと期末テスト1つとってみても、かなり戦略が違うのだから。ゆえに模試の場合は、最終目標のために、どうした面を埋めて行かなければならないのかと言う戦略が伴ってくる。