実は最近感じてることがあります。それは『動画をアップすることが重く感じてること』です。
かの氷室京介さんがとある対談で話していたことがあるんですけど、
『ファンが望んでるサウンドと、自分がやりたいサウンドと、売れるサウンドが違うので、それらとのすり合わせや自分のなかのアイデンティティーが曲作りの難しさだ』と言っていたのを最近痛感します。
ブログや動画も同じなんですよ。ブログや動画を始めた頃はガーっと突っ張れるんですよ。徐々にヒット数・視聴回数が増えていき、ある程度認められると、オーディエンスに支持されるんですよ。まあアンチも付くけどね。
そうすると、今度はそのファンなりオーディエンスなりが求める自分がいる一方で、自分がやりたいことってのがあるけれどもそれはファンなりオーディエンスなりが求めてないものであることもまた真理だったりするんですよね。そしてヒット数なり視聴回数なりが刻めるブログ内容や動画があるんですよ。
結局私がいま、やりたいこととみんなが求めてることとの違いが動画を上げるのが重いと感じてる理由です。
安易にブログのヒット数や動画の視聴回数を増やすことを目的とした一高ニ高三高と言ったナンバースクールネタや二華中ネタを上げるのはゴメンだ
っと言う思いを持ってる一方で、
やすやすとブログや動画の視聴回数を稼げる一高ニ高三高と言ったナンバースクールネタをやれ!と言うオーディエンスの欲求
も感じるので、その狭間で揺れ動いている自分が居たりします。とりあえず約1週間に一本上げると言うことは意識してます。
で、この約1週間前後になると、とてもアンニュイな気持ちになって、ブルーな気持ちになるんすよね。
だから私、いろいろな塾長さんのブログを見てても思うことがあるんですよ。
塾長さん、あなたこの地域でナンバー志望者なんぞ滅多に来ないはずなのに、こんなナンバーのことブログでバンバン書いて。ヒット数狙ってるべ!頭いい子教えたがってるべ!
ってね。餅は餅屋が一番よく知ってますからね。
私はそれをやるのがイヤなんすよ。自分で自分にサモしい気持ちになるし、家庭教師に頭いい子なんかそうそう来ないはずなのに、如何にも商業誘導目的でね。自分の客層じゃないから、上位ナンバー狙いの生徒やその保護者はね。
私、あんまイヤなんですよ。中二や中三からうちに来てナンバー受ける子を受け持つのは。ナンバーに行くんなら、理想は小学低学年、遅くても小五のタイミングくらい、最悪でも中一に上がるタイミングからうちに来て、こちらがその子の聡明期から最後までしっかり指導した人じゃないと。
中学生になってから来てナンバーに行った子を教えても、結局その手柄はお母さんだと、私は思ってます。私、思うんですよ。特に中二・中三から塾変えてナンバーとかって来られても、もっと先のことを見越した動きが出来ないって思います。ナンバーには受かることよりも受かったあとのことを念頭においてやって欲しいと思うんです。
受かること重視するって、結局それって先のことを考えてないというか、ただ突っ込むだけの作業を淡々としてくだけで、その子に足踏みさせてるだけなんすよね。
どうせナンバーに行くんなら、上位キープ出来る人材育成してくのがセオリーだと思います。
去年、トンペーの先生と飲んだ際にも言われたことがありました。ナンバー合格実績がある○○塾や△△塾上がりの学生さんって、何でもかんでもギリギリで通ろうとしてくる生徒に骨の髄までなってるんで、生徒としての質が悪いってね。確かに省エネしてるかもなんだけど、どうもねっとね。大学って結局学問しに来るとこなんで、学問追求に省エネされても困るんだよねっとね。だから、今時のそうしたナンバー合格実績がある○○塾や△△塾上がりの学生さんはとかく省エネしたがるとね。万事においてフルパワーを使おうとしないで、ここまで来た子になってるとね。
それは若さの醍醐味じゃないと、トンペーの先生がおっしゃってました。確かにそれも一理あるよな。