男子の指導・伸ばし方その２（不真正長男編）

１回目の記事:女子の指導・伸ばし方①（総論）

２回目の記事:男子の指導・伸ばし方①

第３弾です。

不真正長男編と書いてますが、不真正長男とは、上に姉がいる長男のことを言います。

これと対局的な存在なのが、

上に兄がいる長女

です。メールにて女子編をもっと詳しく書いて欲しいというご要望が多かったので、男子編が終わり次第、書いていきたいと思います。

不真正長男の最大の特徴は、

女の圧力に弱い！

っと言う点です。が、こう言う人を彼氏にすると、女心を理解した男ってことになるので、物凄く女性的には重宝すると思います。常に母親や姉の顔色を伺っている面は否定できません。

そこで、不真正長男を操る上で忘れてはならないのが、

姉の存在

です。不真正長男をいい方向に持っていく上で欠かせないのが、姉を上手く利用していい方向に持っていけるかにかかっているという点です。

よく生徒から、

『姉に教わると『こんなの分からないのか、馬鹿！』とかって罵られたり、叩かれたりする』ということを聞きます。そりゃあ肉親なのでそうでしょうね。

でも、姉もお母さんのお言いつけで、弟をボランティアで教えさせられれば、必然的にそうなりますよ(〃´o｀)=3 ﾌｩ弟からすりゃあ、怖い印象しかないでしょうね。

個人的にボランティアだからそうなるんですよ。だから、姉にバイト代を払って責任を持たせてしまうのが吉！だと、個人的に思います。例えば、お姉ちゃんが宮城野高校生で、弟が中２だと仮定してます。姉は宮城野高校なのでそれなりに頭いいです。弟は姉と同じくらいかそれより成績が下だとします。

ボランティアではただ無駄にビシビシ厳しいだけの姉でも、いまマクドナルドでバイトしても高校生の時給なんぞだいたい時給750円です。お母さんはこれよりも上乗せして姉に時給850円出したと仮定します。そうすると家庭教師よりも塾講師よりも安い先生の出来上がりです。しかも下手な家庭教師や塾講師よりも身内を教える以上は、それなりの熱き責任感が湧きます。

しかも、弟のテストの点数で

5教科50点下がったら時給マイナス50円

5教科50点上がったら時給プラス50円

とかって決めておくと、姉もかなり責任感を感じてくれます。

しかも、お客さんである弟（笑）から無駄に厳しくやっちゃうとお母さんにクレームを出して、雇い主であるお母さんから時給マイナス10円とかってやられてしまうので、姉も加減して教えるようになります。

これはボランティアだった時も、姉はお母さんから厳しすぎるよって言われていたと思いますが、ボランティアだとボランティアであるが故に、肉親だからどうしても無駄に厳しくなっちゃうんですよ。無賃労働だから失うものも何もないしね。

しかし、自分のバイトしてるギャラよりも割がいいバイトです（笑）姉は女ゆえにお金にがめつい存在です。故にギャラをマイナス査定されるとボランティアと違い、失うものがあるんです。だからそれなりに加減して指導してくれます。おまけに、家庭教師や塾講師って、厳しい塾以外は肉親ほど厳しくはないものです。しかし、肉親である姉ゆえに、それ相応の厳しさがあるので、本人に対して甘々な態度を取りません。もちろんギャラも発生してますから尚更です。

また姉ゆえに、学生です。

お母さんが仕事で居ない時も、第２の母のような存在になり得るので、お母さんが不在でもギャラを払ってることで、それなりに目を光らせて勉強させてくれます。特に夏休みや冬休み、日曜日なんかはそうです。

こうやって、姉を上手に使うことで、弟本人もお母さんが不在でも姉に管理されることになって、いい方向に好転しやすいです。

点数下がれば、今まではダイレクトに弟本人に怒っていたのが、姉に怒ればいいので、姉から迂回して怒られるのもまた乙なものです。そうやって、家族総出で教育してくって、悪いことじゃないと思うんですよね。

ただ、姉が松高とかだと教えるのが難しい場合は、暗記の小テストやらせるとか、『このワークのココを暗記させて30分間隔でテストさせて、答えはこれだから』とかってやらせる指示をお母さんが与えて、姉に弟の管理をさせながら、勉強的テイストを出すことも可能です。テスト前なんかはどうせ松高生なんかはテスト勉強しませんので（笑）、弟くんの管理をさせて姉の監視下でワークをやらせるってだけでもいいと思います。ワークのチェックさせながら、