なかなか居ない男子の逃げ人・女子の追い込み人

にしているし、逆に男子の場合は

にしている。

ゆえに、その逆で男子の逃げ人・女子の追い込み人と言うタイプがなかなか居ない。

男子の逃げ人は、はっきり言って

だと思う。

基本的に、精神的に男子は女子よりも数段子どもな場合が多いので、なかなかその当人のもともとの頭脳的成長力が、女子とタメ張ることなど、そうそうあるものではない。これをやって退けた人自体、希少価値の高い稀有な存在だろうな。

女子の場合は早熟なので、特に小五後半〜中三半ばまでは、成長力レースはほぼほぼ女子の独壇場だろう。個人的に女子教育の主なる力は、女子の急成長期になる小五後半〜中三半ばの少し前の小二〜小五序盤で、その期間に走り出した時のために、如何にディフェンシブなフットワーク的な知識や、フィジカル的な知識をつけられるかだと思う。謂わばファンダメンタルな底力、まあ要は基礎的な計算力であり、読解力であり、知識でありを養成したかしないかだと思う。

逆に男子の場合、女子ほど一定期間ではなく、その個人個人の成長力によるので、早いと中三半ば過ぎ、遅いと大学生、いや大人になってから開花する晩成型もいる。個人的に、私は中学生期に成長力が間に合うことがいいのかどうか、晩成型で大人になってから開花することが悪いのかよく分からない。

また、かなりレアケースで、私みたいにツインターボ型の人も居なくはない。中学生期半ばまでと大人になってからの二度ゾーン期があったが、ゾーン期があることがいいことなのか、ゾーン期が無いことが悪いことなのか、あっても晩成型だとどうなのか、そこを論じるのは非常に難しい。

男子で中３の高校受験期に急激な成長期に間に合った人って、高校生時分は時としてズボズボな感じで過ごし、また高３の大学受験期にツインターボ型の第２期急激な成長期になってまた、受験に間に合うってことが、いいことなのか悪いことなのか、歴代の生徒を見ていると、本当に良し悪し・善悪の判断が難しい。

個人的、私は黒子のバスケで例えると、キセキの世代の中で唯一、ゾーンに入らなかった緑間真太郎のように、ゾーンに入るほどの爆発力は無いが、安定したハイスペック型の生徒が一番理想的だとは思う。青峰大輝や赤司征十郎みたいな化け物ぶりを求めることは、かなり酷なことだろうな。が、現実的にはなかなかそんなキセキの世代はリアルには居るものでは無い。

うちの男子生徒に多いのは、やはりこの一瞬のキラメキすることを求める子が多いので、まあ最早駆け込み寺のような感じを求められて来るんだろうなっとは思う。

私は、子育てにおいて、男子の中学生期と女子の高校生期の教育・躾が一番難しいだろうなって思う。ことに男子の場合は中学生期になっても

男子本人＜母親

と、立場が母親の方が上になることが多い。

が、女子の高校生期になると

女子本人＝母親

女子本人＞母親

のいずれかになり、男子の中学生期と違ってなかなか親が女子をコントロールすることが難しい育て方をしてしまってることもよく見られる。

下手すると、小学校高学年〜中学生期でさえも、すでに

女子本人＞母親

の関係性になっちゃってるケースが少なくない。ことにこの関係性は、成績が低い女子と母親ほど顕著に見られる。下手したら、母親が娘の顔色を伺ってる場合も多々ある。こうなると、なかなか女子本人が自分が嫌だと思うことに取り組んでくれない。

私が家庭教師をしてて、私が一番思う自分の子どもに対する『こうなって欲しくない』の女子子育て論のナンバーワンは、

だと思います。特に、一位の状態になってる女子中学生を見るたびに、『俺は自分の娘だけはムリムリ言う娘にしねぇーぞ！』って、強く思います。

女子の子育てで、一番難しいのが、

だと思いますね。冷静に他者の意見を聞く耳、自分を鳥瞰して見る目の保持ですね。