本当はね、この時期に家庭教師を始めた子だけを教えたい。が、ぶっちゃけそれは理想論だ。現実としては夏以降から始まる人もいれば、秋や冬から始まる子もいる。
しかし、秋や冬から始まる子のほとんどが、こちらの意見具申は無視して、我を張り通して無茶苦茶な受験をするのが実情だ。秋や冬から始まる子は、こちら側の長年の経験に基づいた意見具申には耳を傾けてはくれないのが大半だ…
中三の春前から家庭教師をやってる子に、私の生徒で無茶なバンザイ突撃受験をする子は1人も居ないから。まあ、部が悪い戦いをする子は多少いる。いるけどこちらもそうだと腹をくくることが出来る。
ついでに、春休みで出た通信簿を見て、無茶なバンザイ突撃受験を未然に潰すことが出来るのだが、残念なことにこの時期ってだいたい中総体前で、秋や冬から家庭教師を始める子にとって、勉強や志望校や自分の将来のことよりも、部活や友達・恋人・人間関係、周囲や己れのくだらないプライド、なれの果てには制服の方が重要だと思ってけつかる輩さえもいるのが実情だ…
そんなんで志望校決めていいのか?って思いをこちらは抱えつつも、結局家庭での家族会議が優先され、こちらの意見具申は参考程度に流されるのが実情だ…
で、高校に入ってから、『やっぱおっちゃんの言う通りだったですわ…』てのが余りにも多過ぎる…自分の実の息子・娘の将来を考える進路と言う割には、あまりにもお粗末な結末であることが多過ぎる…
もう少ししてくると、
先生、私やっぱ転校したいですわ…
とかって、新高一が言いだし始まる時期がやってくる。特に私立高校に進学した人はそうだ…
しかし、私も理想だけでは飯が食えないってのもまた純然たる事実だとも言える。
修学旅行だ、中総体だ、体育祭だと忙しいかも知れないが、中二までの通信簿が出揃ってる段階で、進路は何気に8割方決まってる
って言う事実から、中三生は逃げないで欲しい。