メールで『作文や小論文の書き方をブログでやってもらえませんか?』と言われた。
しかし、私はそれだけは出来ない。理由は『企業秘密・飯の種』だから。もちろん私の生徒には無条件に教えている。
個人的に支障が無いことだけ書くと、『問題文に書き方が書いてるんで、それに沿って忠実に書きなさいよ』といいたい。
例えば、『「話し合う」ときに、あなたが心掛けていることはどんなことですか。あなたの体験を含めて160~200字で書きなさい。(H15年宮城県公立高校作文入試問題)』
この問題文に書いてることは、何もこの年のこの問題にだけあてはまることではない。未来永劫、全国の公立高校の作文問題に共通して言えることでもある。
山形県や千葉県なんかはもっと親切に作文の書き方をズバリ書いてるが、かといって宮城県が不親切な訳では無い。
親切に書いてる山形県や千葉県の中学生ですら、作文の書き方を知らないのだ…
それぐらい中学生は問題文を読んでいないことを証明してるんだがね。
先ほどの宮城県公立高校の作文の問題文にはしっかり2つのことが書いてある。
ポイント1:『どんなことを心掛けているか』を書かないと零点だと言うこと
ポイント2:『あなたの体験を含め』たことを書かないと零点だと言うこと
以上、この2点は書く必要性があるのだ。
しかし、いくらこう言っても、私的には皆この2つを書かいていないと認定して読む。
が、生徒に聞くと『これが体験で、これがどんなことです(怒)』と言われるが、何度読んでも体験でも無いし、どんなことにでもあてはまら無い…
では何故私はあてはまらないと認定してしまうのかと言うと、それは『体験と言うには、あまりにも抽象的過ぎる』のだ。
私から見て、どう抽象的なのか説明すると、
例えば、この題の作文で言うと、
体験:『頑張って話し合った』
どんなこと:『友達と話し合った』
と、書いたとする。
あなたは上記の体験と、どんなことを正確に理解出来ますか?出来ませんよね。
作文は字数にのっとって書いていれば、例えいかなる内容を書いても、最低3~5点はもらえる。これを司法試験の論文を添削する人は別名『筆代』と読んでいる。そう、シャープペンや鉛筆の芯が減らして書いた分の手間賃として恩情で点数をくれるのだ。
先ほどの例程度の内容では『筆代』しかもらえないのだ。あの例をもっと具体的に書かないと点が取れないのだ。
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