プロフィールにも書いていますが、私は家庭教師派遣会社で教務として勤めていました。そこで、そんな私が思う『悪い家庭教師と出くわさない方法＆家庭教師が見つからなくてイライラしない方法』を書きたいと思います。ただし、『いい家庭教師とめぐり合う方法』ではないことだけはご注意ください。
基本的に、家庭教師の供給（＝家庭教師をやりたいと思う人）が多いところは、
高偏差値大学が所在する地区近辺に住むところ
です。仙台で言えば、東北大学や東北学院大学近辺ということになります。大学生はあまり『移動手段』を持ち合わせていない人が圧倒的です。
ゆえに、この大学から離れれば離れるほど、
家庭教師の供給が少なくなる
ということになります。
そして、これを読んでいるお父さん・お母さん・生徒さん、目をつぶって思い出してみてください。自分の中学校・高校の先生方の顔ぶれを！何かに気がつきませんか？そうです、教師と呼ばれる職業人の大半が男であるという事実にです。ゆえに、もしも家庭教師を頼む場合は、男性の家庭教師が中心になります。
で、私自身もそうですが、『いい先生』と言っている人の多くも男性教師であるという事実も。私自身、家庭教師派遣会社内で数多くの家庭教師派遣をプロデュースした経験則で話すと、うちの会社で派遣した中で、何十人もの家庭教師がいましたが、『この女性の家庭教師はいい先生だ！』と、思えた女性の家庭教師はうん１０人、うん１００人、うん１０００人以上の宮城県内の家庭教師の中で、平成１４年前後当時たったの二人の女性の家庭教師しかいなかったという事実を…
その二人の先生は田澤立子先生と、現：家庭教師のアップルに所属している佐々木綾乃先生の２名だけです。田澤律子先生は、今現在、もう宮城県内には残念ながら居ません…が、佐々木綾乃先生はまだ宮城県内に残っています。あの先生は素晴らしいと思います。
どうして、女性の家庭教師の先生はそんなにいい先生率が低いかというと、最大の理由は
無茶をする・仕事をえり好みしない人が極小だから
です（※田澤先生と綾乃先生はそうでもない(笑)）。そう考えると、家庭教師のクマガイさんはあの頃の田澤先生や綾乃先生よりは件数持ってないかな。田澤先生は一週間で50人くらいみてましたからねぇ。綾乃先生でも、今の私と同等の数くらいは見ていたと思います。田澤先生は本当家庭教師界のレジェンドだと思います。
男性のいい家庭教師と呼ばれているの大半は、無茶をする・仕事をえり好みしないのですよ。この『無茶をする』っというのはどういうことかというと、『普通行ってくれないような地区に遠出する・家庭教師会社的にクレームの生徒を受け持つ・会社からのオファーを断らない』ことを意味します。それにより、『指導経験人数・困難事例経験数が増える＝家庭教師会社からの信用UP＝優先的に仕事が回ってくる＝指導の腕があがる』ので、いい先生にイヤでもなってしまうのですよ。
例えば、私が大学生時に家庭教師会社からの依頼の仕事をしていたときは、
指導曜日の関係以外で、まず会社からのオファーを断ったことが無いです。
そして、
自宅がある利府町から柴田町・栗駒町・鳴子町など高速道路をつかって移動をして指導に行っていたのです。会社の女性教務スタッフが家庭教師の手配に困って、『先生、なんとか行っていただけませんか？（うるうる(;O;)）』っと言われると、その女性教務スタッフの上野さんに片思いしていた都合上、断れなかったんですがね、スケベ根性が邪魔して…（汗）でも、私はその女性教務スタッフに結局告白出来ませんでしたがね…
また、困難事例もやりました。私が家庭教師として行った中で困難事例ベスト３を上げると、
第一位：仙台市泉区某地区の医者の子（W社）
第二位：千葉県富里市の「たったの７０点ぽっち上げて（怒）！」と母親に吐き捨てられた家（W社）
第三位：多賀城市の歯科女医の子（A社）
ですかね。
特に、第一位の家です。あの家の子は一生忘れられません…向陽台中学区内にあるあの医院は、うちの家族内で『○○病院に行こうと思っている』と言うと、「いやいやいやいやいや、あそこの医者は…」っと、この話を必ずします。うちの生徒さんにも時折そちら方面の生徒さんやお母さんがいると、どうしても『あの医者はやめておけ』と言いますね。
そこでされたことは、
モー娘のなっちのような先生限定
というオーダーでした。この頃はこういうのがよくありました。進め電波少年の坂本ちゃんを教えていたケイコ先生みたいな先生限定とか、ダ・パンプのISSAみたいな先生限定というのがね。ほほえましいっと思いましたよ、最初は。
「こんなもんかな、なっちよりこの先生かわいいよね？」ってな感じで、私も手配しました。が、配る家庭教師、配る家庭教師そのご家庭に行くとＦＯ（※家庭教師派遣会社用語で、フロントアウトの頭文字をとっていう。フロントアウトつまり玄関先で門前払い喰らうこと）になるんですよ。
なっちにこの先生似てないじゃないのよ（怒）！
何人も何人もFOのべ５人ぐらい手配したかな…で、何とか手配が完了しました。数カ月して、何度かテストや宮模試の結果も出始めたら、今度は
この先生じゃあ成績上がらないじゃないの？わかってるの？うちは旦那は医者なのよ、い・し・ゃ！この子は何としても医者にしなきゃならないの！先生換えてちょうだい！
っとね…医者なので、オーダー的に単価も高い。会社的にも大事な客だ。先生を指導力がある先生にスイッチしたら、
この先生、なっちに似てないじゃないのよ（怒）宜保愛子じゃない（超怒）！責任者出しなさい！
っとなり、大クレーム化して菓子折り持って謝罪しに行った。あの田澤立子先生を、FOするとはなぁ…
で、止めてから私が指導に行って何１０点かは上げたが、二高に入るにはそれでも２５０点ぐらい足らないので、結局どこぞの塾にスイッチした。
後年、弘前で出会ったmixi友達が、この生徒のと中学でクラスメートで、その兄は当時二高生だったからどっかの医学部にいったので、多分医者になっただろうと聞いた。そしてその当人と弟は結局東北高校（※創進ではない）に行ったそうな…
そして、三位の歯科女医の子も凄かった…その歯科医院はT市のT中学区内にある。が自宅は何故か私の小学校の後輩でね。歯科医なので、忙しい忙しいと頻りにいい、『子どもを教えるほど時間が無い！』と言い放ち、小学校一年生から高校三年生までのロング契約をしているので、オーダーの単価が非常に高い！なもんで、会社もかなりVIP待遇にしていた。
状況の電話を入れると、必ずクレーム…お婆ちゃんはとてもいい人だったが、お母さんがとてもクレーマーで…何にでも噛みつくそんな母親だった…
歯医者さんって、そんなに子どもの面倒が見れないほど忙しいのかっと…
当時はそう思っていた。が、後年違う歯科医の子を教えると、「それは違います。もしそうだとしたら、トイレ行く暇も無いので、死にますよ(笑)」っと、言っててほっとしました。
ちなみに、その当時はそこの歯医者が私の主治歯科医でしたが、それからというもののその歯医者には二度と足を踏み入れなくなりました。で、今ではその後年に教えた歯科医が主治歯科医になっちゃいましたがね。
医者系って、特に奥さんは後継ぎ問題などもあるんで、プレッシャーがあるので大変なんだろうけれども、ああいう感じのお母さんは旦那さんもお子さんも大変なんだろうなぁっと思いますねぇ…でも、かといって周囲にあたるのはどうなのかなぁっと思いました…
話が脱線したのでもとに戻ると、こういう大変なご家庭や遠距離の生徒を持てば、会社側からもかなり信用を得ることが出来るので、優先的に仕事が回ってくるようになるんです。私は今よりもあの当時生徒を持っていました。月～金曜日は２人、土日は朝９時から夜１０時までみっちり生徒持っていたので、今以上に家庭教師的に忙しかったですね。あまりにも持ちすぎて、生徒のことをなかなか覚えていられないほどでした。
腕を上げるにはある程度数をこなす必要もあると思います。女性の家庭教師だと、当時の私のようにそこまで生徒を持つ人など、上記の二人しかいませんでしたというだけなんですよ。週に１０人以上持っている女性家庭教師はなかなかお目にかかれないって、思うんですよね。
まぁ宮城県家庭教師ネットワークや、家庭教師のアップル、家庭教師のトライ、家庭教師のアルファといったところでは、プロ家庭教師制度があるので、そちらに所属する女性プロ家庭教師だと、当時の田澤立子先生や佐々木綾乃先生並みに生徒数を持っている方も居るのかも知れませんがねぇ。
今日はこれまで！続きは明日。
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