私が国公立大狙うことがムチャだという理由を理解させたいと思います。
【国公立大がムチャだと思う理由】
①母親が学院大・専門学校・短大卒以下の学歴であること!(殆どが高卒)
→母親がこれらの学歴であることにより、母親自体が『国公立大受験経験が無い』ので、単に金額だけを見て『国公立大狙え狙え!安いから!』っと、まるで塩釜高や仙台西高、名取北高、宮城広瀬高、泉松陵高、市工辺りに受かる感覚と、国公立大に受かる感覚を同列視していることが最大の問題なのですよ。ぶっちゃけ塩釜高や仙台西高、名取北高、宮城広瀬高、泉松陵高、市工辺りに受かる労力より五万倍は大変なんです。スーパーで『モヤシ30円は安い!』って安さに飛びついているように、こちらサイドとしては見えるんですよ。また、母親にノウハウが無いって、ただそれだけでかなり劣勢だと、私は思います。
②偏差値40から国公立大合格するにはかなりの労力を使う点
→まず、宮城県のお母さん方が一番入って欲しい大学は宮城県立の宮城大学なので、宮城大学に入るには
【旺文社調べ】
仙台西高とは同じ偏差値なんですよ、字面としてはね。でも高卒らへんの学歴のお母さんに、なかなか大変さが伝わりにくいのですが、同じ偏差値でもやる労力に違いがあるんですよ。以下、私の経験則に照らして書いて行こうと思います。
何故国公立大に受かるのが大変なのかと言うと、それは1つ目は国公立大の受験科目は5教科6科目だという点です。『高校入試より一科目多いだけじゃん』って思うお母さん的には『一科目くらい増えたって、そう大変じゃないじゃん』って思うかも知れません…そうではないんですよ。科目が増えたと言うこと以上にツラいんですよ。
2つに、私が明治大学に偏差値30そこいらから受かるまでにもって行った労力はズバリ11ヶ月です。しかも、その当時私は浪人生でしたから、当然学校がありません。学校が無いから自分がやりたい勉強だけ出来ましたし、受けたく無い授業も受けてませんし、また的外れな宿題を提出する義務もありません。文字通りやりたい勉強だけが出来たんです。
11ヶ月、私は1日平均16時間くらいはやっていました。しかも明治大学なので、基本は三科目です。まあ三科目と言っても、この中には、細分化すると、
【英語】
基礎文法…①
受験文法…②
構文解釈…③
長文解釈…④
英単語・熟語…⑤
【数学】
数学1・A…⑥
数学2・B…⑦
【国語】
現代文…⑧
古文単語…⑨
古文文法…⑩
古文長文…11
漢文句法…12
【理科】※女子の一般的な選択で考えます
化学基礎…13
有機化学…14
【社会】※女子の一般的な選択で考えます
世界史一問一答…15
世界史センター…16
政治経済一問一答…17
政治経済センター…18
以上、国公立大を狙うとしたら、合計18冊もの問題集を約六割五分理解しなければなりません。
ちなみになんですが、私はこの中で、①〜⑤、⑧、12、15、16(※私の場合は日本史)+英作文と小論文の勉強をやりましたが、これだけで11ヶ月も要しているんです。それも学校の授業や宿題や部活・委員会・友達との語らい・恋愛・バイト抜きで。
のべの勉強時間で30日×11ヶ月で330日間です。
平均勉強時間の16時間×330日=5280時間はかかったってことです。ぶっちゃけ学校がある現役高校生が1日16時間勉強やるなんて、日曜日しかムリでしょう。となると小分けしてやらなければなりません。
しかも私が切った古文もやらなきゃいけないし、私がやってない数学・理科・政治経済(※政治経済は私が現役生のときにやったが、浪人生の時はやってない)もあるので、単純に私の倍勉強しなくてはなりません。となると、約1万時間です。
高校生は三年間で1095日間過ごします。×24時間すると、26280時間です。
授業は1日だいたい7時間やるし、通学に往復2時間で、年間175日、三年間で525日学校に行きます。つまり9時間×525日=4725時間と言う時間を消費するので、26280時間−4725時間=21555時間しか無いのです。
となると、勉強時間1万時間を引くと、11555時間が残りの有効時間ってことです。まあセンター試験まで高1の入学式の時であと約1000日とした場合、1日10時間は勉強時間として確保しないと、明治大学に匹敵する国公立大に偏差値30そこいらの状態で受かるのは難しいってことです。1日10時間勉強して、高校で7時間滞在して(部活・委員会・青春時間は除く)睡眠は7時間。こうなると全然遊ぶません
よorzだから、私はムリだと言ってるんですよ。