泉高校(以下イズ高と言います)の偏差値がついに56にまで下降してます…
倍率はあんなに高く、人気があるのに、何故イズ高は偏差値が下がっているのでしょうか?こういう質問を私はよく受けます。
このことは、釜高や仙高も本質は同じですね。何故何でしょうか?
イズ高って、毎年倍率は1.8倍ぐらいととても人気があるんですよね…でも、指導してて、1つ気がつくことがあります。それは、近いハイレベルな泉区民が受けたがらないんですよね…
イズ高と言うと学区内にはMITFIKSのS、つまり将監中や高森中、寺岡中があるんですけど、この辺りの中学の親御さんの口から『イズ高に行って欲しい!』って言われたことが、私は一度もありません。
が、『イズ高に行って欲しい』と言って来るのはたいがい将監東中・向陽台・八乙女中なのですよ。そう、レベルが低めの中学の親御さんからしか言って来ません。
あと、富谷方面の北部や大和町以北の中学の親御さんからも『イズ高に行って欲しい』と言われます。特にパル中(富谷市立日吉台中)は多いですね。
が、同じ富谷市でもレベルが高い成田中や東向陽台中の親御さんは、難色を示して来ます。
低レベル中学には人気が高く、ハイレベル中学からは人気が無い、それがイズ高の倍率のカラクリなんです。じゃあ何故将監中・高森中・寺岡中・成田中・東向陽台中と言ったハイレベル中学には人気が無いのでしょうか?
これは賢いお母さん方は分かっているんですよ。それは泉高生は地元固執型生徒が多いってことにね。
イズ高生のスタンダードな受験スタイルは、こんな感じなんですよ。
本命:宮城大学
対抗:山形大学人文or福島大学
滑止:学院大・福祉大・工大
山形大学の上位の高校を見てください。山形南とか寒河江高凄くないですか?合格者数?イズ高とかなんか15人っすよ。倍くらい受かってるんですよ。なんでイズ高は山形南や寒河江高の半分なんですかね?
私はココにイズ高のイズ高たる所以があるように思えてならない。これは泉館山にも共通して言えることでもあるんですがね。山形南や寒河江高にイズ高や泉館山が勝てない本質は、『いい人材を私立特進特待に取られている』ことが、ことの本質なんだと思います。
その点、山形県ではいい人材が山形南や寒河江などの公立がガッチリ囲い込むているってことなんだと思いますね。山形ではまだまだ『公立一番、私立は公立の滑り止め』ですからねぇ。
そうすると、もう1つ疑問に思いませんか?あれ?じゃあイズ高や館山を回避して私立特進特待に行った連中がいるはずなのに、何故その私立が山大や宮城大には入ってないの?
っという疑問がね。何故だと思いますか?それはもちろん、私立特進特待に子どもをやるほど賢いお母さんは、間違ってもショボい地方駅弁国公立大なんか受けさせないからなんですよ。
それぐらい賢いお母さん方なら、気がついているんですよ。都内のMARCHとか理科大、慶應SFC、都内お嬢様4女子大辺りにやった方が得だってね。
地方駅弁国公立大にやる意味が、私には分からないってよく私は言いますが、それと同じです。
高校で例えると、釜高や広瀬、仙西、松陵、ナト北にやる意味が分からないってのと同じっすね。釜高とかのレベルの高校にやるくらいなら、学院榴専願にやった方が得っすもんね。釜高やったって学院大に入る確率20%ですけど、学院榴にやれば学院大進学率98%っすもん。
国公立大も釜高も
安物買いの銭失い
の典型例っすから。
私の周りにいる福大・山大OBって、案外しょっぱい仕事してるんすよね。かえって学院大行った方がマシちゃうの?って思っちゃいますもん。
山大行って得なのは山形県内に留まることこそが最大の旨味なのに、地元の宮城県に戻って来ると、山大の神通力なんかありませんもんね。
宮城大に行った人も看護師さん以外はパッとしないもんなぁ〜
せっかく宮城県はベンチャー起業家の育成と思い、立ち上げた『事業構想学部』も、単なる宮城県にしがみつく宮城大志望者は公務員公務員って言って、宮城県が宮城大を作った熱き思いとは裏腹で相反した思いを抱えた学生しか来ないし…
宮城大は辞めた方がいいと思うな、ベンチャー起業家の育成なんか。むしろ公務員養成で『地域行政学部』とかに学部改変すりゃあいいのにってさえ思うもんな。
本当は宮城大学は当たり障りのない法学部とか、経済学部とかにして欲しいって思ってる高校生めちゃめちゃ多いもんなぁ。