以前、塾をやろうとした際に、場所の選定のため、不動産屋に行きました。
そしたら、私の隣の席に座ってお客さんに説明してる不動産屋の職員が、
『ここいらはMITFIKSと呼ばれている中学校区なので、進学校への進学実績がよい教育環境がいい中学ですよ』ってな感じでお母さんに物件を説明してたので、思わずニコニコしてしまいました^ ^
MITFIKSは私が作った造語なのでね。私は、札幌に本社がある某家庭教師派遣会社に勤務した際に、札幌研修をしました。その時に私は生まれて初めて札幌に住みました。札幌は、見るもの全てが新鮮で、仙台より何もかもが数歩先に進んでいたので、私はカルチャーショックを受けて仙台に帰って来たのを、今も忘れません。
正直、札幌に行くまで、私は仙台のなかに特定のエリアが教育熱心だっていうことに着目する視点がまるでありませんでした。公立中学校なんかどこも一緒だと思ってましたしね。確かにヤンキーが多いエリアは知ってました。附属が頭いいってこと以外は、全然気にも止めたことがなかったんです。
札幌で出会った言葉で『3K2F』という言葉があります。札幌市中央区にある中学校群を呼んだ総称で、寺子屋ふじかわさんの母校の啓明中の頭文字Kのように、柏中・向陵中の頭文字Kと、伏見中・附属中の頭文字Fを集めて、3K2Fと読んでいるのには驚きました。これらの中学校は、札幌市ではトップ進学校群の札幌南を筆頭に、方角がついた札幌北・札幌東・札幌西高の進学実績がダントツに良かったのですよ。ただ、残念なことに、今は私が札幌に行った時とは様変わりしていて、柏中と向陵中は随分進学実績が低下してしまい、代わりに山鼻中や宮の森中がグングン進学実績を上げたようですがね。余談ですが、以前教えていたタイショー君のパパさんもこの啓明中出身だったので、ふじかわさんもこの人に寺子屋の看板依頼すれば良かったのになって、ついつい思っちゃいましたよ(笑)
これを受け、仙台に帰ってから、様々な書類に目を通すようになり、仙台の中でもナンバースクールの合格者数が多い中学校を初めて着目するようになりました。『ナンバースクール合格者数が多い中学校=教育環境がいい中学校』と言うも同義です。家庭教師をしてた時ですら、そう言った視点で考えたことがありませんでした。目から鱗が落ちた思いです。
不動産屋さんに聞いたところ、MITFIKSの中学校区の土地の値段や家賃が上がっているんだとか。まあ五橋と上杉は昔から高かったので、それは不思議にも思わなかったんですがね。一番驚いたのが、みどり台中・富沢中・将監中の土地の値段や家賃ですよ。そしてMITFIKSの中学校の入学者数が伸びていることもね。
でも、私、このMITFIKSを作った際に一番悩んだのが、各区の割り振りでした。なるべく全部の区に進学実績がいい中学校を振り出したいって考えましたから。しかし、どうやっても宮城野区にだけは振り出しようが無いのですよ…泉区も振り出しにくいったらありゃしませんでした(笑)
入れる入れないで最後まで悩んだのが、吉成・南吉成・長町中でした。富沢と将監中を入れてもいいだろうかと、散々悩みました。しかし、各区のバランスも考えると、どうしても青葉区だけじゃなく、太白区と泉区の進学実績がいい中学校を入れてあげたいっていう思いがあったのも事実です。 ただ、今、もし作り直すなら、将監中を外して吉成中を入れただろうな(笑)そしてMITFIKYにしただろうね(爆)将監中を入れた途端に低迷されたのには焦りましたわ。近年、盛り返して来て、まあギリギリ入れた甲斐があったとは思いましたしね。