東北のトップ校の浪人率です。
※本当の福島のトップ校は安積高校なのですが、出ませんでした。
ちなみにニ高の浪人率はココをクリック!です。そう、49%つまり約半数が浪人するんですよ。
こう考えると、ニ高は突出して浪人率が高いですね。何故なんでしょうか?
考えられることは何個かあります。まず
①医学部シフトに移行したから
です。中高一貫校でもないニ高から医学部を狙えば、当然こうなることでしょうね。ニ高は全国の公立高校のなかで、上記の画像をみて二位タイですしね。国公立大学医学部に47人を輩出するんですね。でも、私はそれだけじゃないって思うんですよね。
個人的に、ニ高の浪人率と言うよりも、私は宮城県のニ高を含めた高校生のバンザイ突撃率があまりにも高過ぎることとも、関連性があるって思うんですよね。
これは私が高校生をみた感触なのですが、
②高校生に予習する学習習慣がない
これがバンザイ突撃やニ高の浪人率の高さに密接に関わっているように思えてなりません。
うちの中学生で、中1のにんにく卵黄ちゃんや、殿下くんがよく『ワークを先に進めていると中学の先生に怒られる』っと、訴えられることがあります。この2人に限らず、この訴えはよくあります。私の指導は基本的に予習が中心です。ただ、テストの想定範囲内の予習が基本です。それを中学の先生が阻もうとすることはよくある話しです。
また、宮城県には塾でもなかなか予習中心の塾がないんです。私の知る限りでは、
名学館富沢校(太白区)
武田学習工房(宮城野区)
麻布学院(宮城野区)
くらいじゃないかな。大手でさえも中学並走型の指導プランをしてます。
逆に言えば、この程度の数の塾でしか予習中心の指導をしているところがないんですよ。なもんで、高校生になると高校は予習してくるのが当たり前の指導スタイルで授業を展開して行くので、予習習慣がついてない元中学生に対して、予習の仕方さえも高校では教えようとはしてくれません。
このギャップが埋まらないのが、高校生の国公立バンザイ突撃率の高さを物語っているのではないでしょうか。
そしてもう1つ、
③高校生から急に親が勉強に刺さって来なくなるから
ですかね。現状、中学生で成績悪い子って、もれなく親が子どもの勉強に『言うだけ・声掛けだけ』してるご家庭なんですよ。
それが、高校生になるとこの『言うだけ・声掛けだけのご家庭』が20倍くらいに増えるんですよ。
それだけ、中学時は親の言いなりで塾行って勉強させられてきた連中が、高校では急にノー塾になるので、自分でペースを作って行けないことの証明なんだと思います。
だから、私は生徒に予習をさせるってのは、私のところから旅立った後でも1人で予習して高校の授業についていけるようにしたいから、予習をしてるってだけなんですよ。
だって高校の授業は予習して来てることが大前提で授業を進めてるんですから。そりゃあ予習して行かなきゃ、ついて行けませんよ…
ただし、利府高校以下の高校に進めば、その限りではないです。中学のままでいいと思います。