SATOさんのブログじゃないですが、私は11月くらいの進路相談でだったら、はっきり合格可能性を数字で言うようにしてます。
でもさすがに100%ムリですっていうことは、過去には無かったかな。
私が教えた子は全員、最低3%で受験したかな。でも、いまの大学3年の年齢の子たちの中で、『合格率3%トリオ』と呼んでいた子たちが居たなぁ。
1人は私の20年の家庭教師人生の中でベストバウトだと思っている成田中出身の女バスちゃん2、そして利府中の球道くんかな。女バスちゃん2が繰り出した強烈な鬼脚は、今も私の家庭教師人生の中であのインパクトは忘れられないです。中三の秋の段階で、宮模試で250から280そこそこだった子が、最後は鬼脚で370取って泉高英語科に行ってもうたって感じで。中三の12月から見たのですが、あそこからグングングングン伸びに伸びて行って、栄冠を勝ち取ったあの手応えを、私は未だに忘れられません。
それと、そのお友達の女バスちゃん1も凄かった。2の鬼脚とは好対照でしたが、↗︎ジリジリとテストを受けるたびに毎回20点くらいずつ地道に長くジリ脚ながらも確実に上がっているあの脚色をね。2と比べると地味ではありましたが、成田中の女子バスケ部の一方井スピリッツをビンビンに感じました。一方井さんが成田中のバスケ部から撤退したのが、本当に残念でなりません。一方井さんの教えの精度の高さをビンビンに感じましたね。
そして、神風ボーイの利府中の球道くん。ほとんど喋らない子でした。うちの姪っ子ちゃんと同級生で、本当に目立たない子でしたが、社会だけ私が教える前からすでに出来ていたのですがね。内申もオール3で、点数も全然足りてなくて…それでも本人は『利府高しか考えられない』と言って、曲げませんでした。私は覚悟を決めて指導しました。本出願の倍率が出た2月後半のあの日、利府高普通科の倍率が1.03倍。思わず、
よっしゃ!
っと、私は叫ばずには入られませんでしたね。神風が吹いたと思いましたね。あれで勝利を確信しました。倍率、そして利府中の子なので地の利もあったと思います。私は常々、昔から中堅以下の公立高校って、『地の利枠』ってのがある気がしてならないって思うんですよね。
そして、点数もコンスタントに上がって来たし。特に彼の飛び道具の社会は、私が教えてから論述問題がかなり当たるようになってて、切った英語の分もカバー仕切ったと思いますね。入試当日、公立高校の社会で100点だったしね。2月の宮模試でも90弱だったので、いい手応えでしたがね。個人的にはパーフェクトウインって感じでした。
ただ、3%トリオの最後の1人は不登校気味でね…OD(起立性調節障害)を持ってた八軒中のサクラホクトオーくんだけ、県工の情報技術科に届きませんでした…ぶっちゃけ、この子はちゃんと学校に行けていれば、南高や向山だって受かったと思うんですよね、いまだに。入試当日もほぼほぼ400点近い点数を取って来たんですよ。
でも、倍率2倍オーバーで、欠席日数も多くて、内申重視な県工からは評価してもらえませんでした…能力値が高かっただけに、ほんと惜しまれましたね…もうあれから7年が経ってるんだもんな…
この世代はミラクル世代でした。で、今の高2もミラクル世代でした。
ミラクル世代の後の年は、何故か大本命が落ちて、ダークホースが合格するという年になるんですよね。いまの大学2年と去年がそうでした。
で、今年の中三にはどんな人間模様が待ってるのやら…出入りが激しい世代なので、大味な入試になるのかな?!