個人的に、親として一番子どもにされるとイヤなことは『金銭面で子どもに気を使われること』だし、逆に親として子どもに一番やってはいけないことは『金銭面で子どもに気を使わせること』だと思う。
私、イヤなんですよね。子どもの方から『公立に!』って言われるのも、親の方から『公立に!』って言うことが。子どもに金の心配されたら、親としておしまいだと私は思っています。
そのために、親は頑張るべきだと。
うちは子どもたちに常々、『金の心配はするな!それは大人の仕事なんだから。』って、言っている。
私は自分が私立高校に行って、母親から、
この金食い虫が!
って、罵られるのがイヤでイヤでたまらなかった…
予備校や大学に行くときも、
そんな金は出せない。家で勉強して近くの国公立ならいいよ!
と言われたのがイヤだった…とてもイヤだった…
親が我が子の能力にフタをする行為自体がたまらなくイヤだった。自分はどう考えても私立文系だった。国公立にいけるタマではなかった…だから国公立にこだわってたら、間違いなく大学には行けなかった…
かといって学院大では明らかに役不足だった。だから、活路を都内に求めたのだ。周りはみーんな仙台に残ってる。親も兄も妹も親戚も。だから、仙台に一生突っ刺さって生きていくのがイヤだった。下界(東北以外)を知らずに死んで行くってイヤだなぁと。
親として公立高校絶対主義・国公立大学絶対主義だけは子どもに唱えたく無い。いや、唱える親なんて親として最低の部類だって、私は自分で自分に言い聞かせて日々生きている。
子どもの夢を叶えてあげるために、親ならなんでもしてあげたい。私はそう思っている。