私は次男なので、第二子だ。
第二子は比べられるのが嫌いだ。が、その一方で上の子に勝ちたい願望がある。これは『暗に自分と上の子とを比べている』ってことでもある。
だから、教えていて私はこの第二子の特性を活かして、上の子をダシに使って前進させる・焚きつけるって手法はよく使う手だ。
第二子は上の子と比べて自分を下に見られる『比較』は嫌いだが、上の子と比べて自分を上にする『比較』は意外に嫌いではないのだ。むしろそれが第二子の前進の原動力になる場合が多い。
そう、兄貴には負けたくない・姉貴には負けたくないって思いが、その根底にあるからだ。
私は個人的には、私と同じ第二子を教えるのが一番楽しい。初子と違って心理戦がふんだんに使えるからだ。
その点、初子はこうした心理戦が使えない。初子は一番上故に、マイペースだから揺さぶりが通用しない。その代わり、初子はハマった時の爆発力が凄い。車で『ドッカンターボ』ってのがあるけど、ブン回った時の爆発力があるのは初子だ。ただ、初子にはそれぞれブン回るための癖と言うか、キーワードと言うか、状況と言うかがそれぞれ違うので、このブン回りポイントを見つけ出すのが難しいのだ。
が、第二子はこのブン回りポイントがほとんど共通しているのがラクな面でもある。ぶっちゃけ初子よりも、第二子の方が上の子の失敗点を学んでいるので、ポテンシャルが高い場合が多い。
第二子が女子の場合、多くは気が強い。男子は良くも悪くもチャラいがね。しかし、第二子でも次男・次女パターンと、長男・長女パターンがある。
うちの第二子の生徒は
【次男・次女パターン】
Uha味覚糖ちゃん(姉有り)
※こちらはりかちゃん先生指導
ワイルド君(兄有り)
※こちらは高専女先生指導
【長男・長女パターン】
インテルちゃん(兄有り)
殿下くん(姉有り)
【別パターン】
朝倉義景くん(頭のいい姉有り)
※姉との年齢差7歳差
かな、今年は。
第二子でも、比較技が使えないパターンもある。それは初子が頭がいいパターンね。それが朝倉義景くんだ。
また、この朝倉義景くんと姉とは年齢の開きがあるので、第二子ではあるけれども、年齢差があるので、事実上一人っ子的な意識になっているだろうな。朝倉義景くんの姉はうちのぱっち先生と仲良しなので、この高校の学年1位で、現役で国立大学合格を果たしている。
それ故に、なかなかインテルちゃんや殿下くんのような技を使っても、不発に終わる場合が大半だ。
しかし、それでも第二子は第二子なので、初子のようなドッカン性に乏しいので、ツボが初子よりは見つけやすい。こうした初子との年齢差のある第二子は、主に異性の初子がいるケースが多く、初子とは違った可愛がられ方をしているので、その辺りを突くと伸びることが多い。
第二子は扱いやすい反面、初子と違って我が強い傾向が多々有るからなぁ。その辺りの兼ね合いがまた難しくもある。