うちの生徒で中二で英検二級を受けるコバママちゃんと言う生徒がいる。
この子はうちの娘と同じ幼稚園なので、まあいわゆるフレンドクラブ→ハイスクール(中学生以上の子対象のフレンドクラブのこと)と通ってることもあり、基礎は出来ているのだが、文法的知識はない代わりに、フレンドクラブやハイスクールでシャベリの方で感覚的に学んでいるので、まあ感覚的には分かっているんですわ。
が、理論武装はしてないのね。なもんで、とりあえず中二・中三の英語の教科書を終わらせつつ、かつ高校英語も同時進行で理論を教えているのだ。
このフレンドクラブで習っているので、ノー勉ですでに使役動詞(中三版)を習得済みだったりする一方で、SVOCの文章構造的なことは入っては居ないけれども、感覚的には分かっているものを理論武装化していくことで肉付けしていくと言う作業も同時進行でやって行けたりもする。
だから、体裁的には中二の英語の教科書のUNIT1や2のことをやってこそいるけれども、この内容を膨らませて高校生の英文法にまでに発展させた指導も同時進行でやってのけちゃったりもする。
まあこんなことは塾や学校では到底出来まい!まあ昔なら、東北学院中のイエズス会の英語の教科書みたいなブロード攻撃を、この指導でやってのけたり出来るって訳だ。
でも、いまは東北学院中も公立中学と同じ東書のニューホライズンを使ってるんですよ。個人的には嘆かわしいんですわ。中高一貫なんだし、やっぱプログレスを使って、中学でも高校分野までカバーした指導をやって欲しいっすわ。
高校になると、英語の授業って、
『ここはネクステやっといてね』とか、
『ここはもう予習でやって来てるんで、飛ばします』とかって言っちゃって、大した教えもしないで、すっ飛ばす感じの授業展開になっちゃうところを中学生にはキチっと教えなきゃいけないからねぇ。
なもんで、今日はSVからSVOCを指導したなかでも自動詞・他動詞や、知覚動詞や使役動詞、原型不定詞と言った高校ではビシバシ出てくることもやったりして来ました。
まあでもうちの生徒には基本的に、この自動詞・他動詞という考え方は、英検を受ける受けないにかかわらず、中学生にも教えちゃってますからねぇ。
そんなこんなで、昔、中三でジュピトリアスさんが英検二級取りましたが、彼女みたいにあちらで生活してた訳ではないから、そこまでこのコバママちゃんには込み入った知識が無いので、中学のことをやりながら高校のことにも触れて教えるより他無いんで、やってます。
でも、こういう無手勝流な指導が私は一番好きです。