もともと共学じゃなかった高校は、仙台市近郊には、
仙台一高
仙台ニ高
仙台三高
宮城一高
仙台二華
仙台三桜
塩釜高校
仙台商業
の合計8校ありました。が、全部共学化しました。これは個人的な独壇と偏見込みの見解として、これらの高校は共学して良かったのか悪かったのかを書こうと思う。
仙台一高→悪い
仙台ニ高→良くも悪くもない
仙台三高→悪い
宮城一高→ちょっと良い
仙台二華→良い
仙台三桜→良い
塩釜高校→相当悪い
仙台商業→相当悪い
かな。ぶっちゃけ、私は共学化は失敗だったと思います。
個人的に一番ワリを食ったと思うのが、仙台商業と塩釜高校かなって思います。どちらも元々男子校なのに、旧仙台女子商業、旧塩釜女子高に取って代わられた感じになってますもの。名前だけが男子校で中身が女子高にね。
そのせいでOB達が、続々と求人をあげるのから撤退してます。『釜高だけど釜高じゃない、仙商だけど仙商じゃない』という方が多いですね…おかげでOBからの就職先が減りましたね…旧仙台女子商・塩釜女子高OGからの求人は激少なので、減った分まで増やせませんしね。
次にワリを食ったのが、仙台三高でしょうな。こちらも共学化してから、スクールカラーそのものが変わってしまいました。
以前、三高は浪人していい大学・入りたい大学に行く高校でした。かつては人気も無く、低倍率な高校でした。偏差値も館山にも抜かれましたしね。
が、今の三高は浪人しないでそれなりの国公立大学に行くことにしがみついた高校に変わりました。そしていまはとても人気で高倍率高校になり、偏差値も抜かれた館山を抜き返して、おまけに宮一も抜いて一高に肉薄してます。
三高って、なんでこうも極端なんすかね?あと、宮城県民のニーズなんでしょうね、この国公立神話は。一高もだいぶ三高化してきてますね。浪人率がかなりダウンしました。それと同時に東北大学合格者数が三高も一高も減りましたね。
で、ニ高も共学化してカラーが変わりましたね。こちらは東北大学合格者数にこだわってるのには変わってませんが、医学部シフトにギアチェンジしましたね。なもんで、逆に昔より浪人率が増えてますね。でもこのおかげで二華と棲み分けが出来てますね。
首都圏行くなら二華
東大行きたいなら二華
地元残るならニ高
医者になるならニ高
で、共学化して良かったのが、元女子校だった3つの高校じゃないかな。これに無くなった塩釜女子と仙台女子商業も入れた5つの高校は良かったと思いますね。
まず、一番共学化の恩恵を受けたのが、やっぱり仙台二華じゃないですかね。中高一貫校になって、進学実績が大幅に伸びたのでね。ここほど共学化の恩恵を受けた学校は無いですね。
あとは仙台三桜ですね。こちらもかつての三高みたいに、以前は低倍率高校で東高にも偏差値で抜かれてました。あわや利府高校に抜かれちゃうんじゃないかって感じでしたからね。
しかし、いまはこのレベルの中堅校筆頭格のなかでも最筆頭の高校になりましたね。ただ、中身はなーんも変わってません。進学実績もスクールカラーもなにもかも。唯一変わったのが、校舎が明治大学みたいに立派になったのと、人気になったので高倍率高校になった点かな。ただ、三桜が人気になった要因になってるのは、柴田・亘理方面の存在でしょうね。それだけ仙台の高校に行きたい・行かせたいってニーズがあるってことなんでしょうね。アクセスもいいですしね。
そして、宮城一高ですな。こちらも頑なと言われるまでに、宮城一女時代のスクールカラーを守り続けてますね。でも、かなり人気が無くなってますね。しかし、男子が入ってきたことにより、かつての三高のような感じになって、浪人してでもいい大学・好きな大学に行く!っという気概が出て来たかなぁって思います。
ただ、以前のように宮城県内に徹底的にこだわる高校生が減って、首都圏志向が増加してる感じになってますね。なもんで、最早東北大学合格者数はそう大幅には増えないでしょうな。
共学化した結果、全体的に宮城県内こだわりが最も強い子たちは三高が独り占めしてる感じになってますね。ただ、三高は山形・福島大学合格者数がうなぎ登りに増えてます。そう、交通網の発達で、山形・福島大学に宮城から通えるっていうのを最大限生かして国公立大学にこだわってるって感じかな。
ここまで読んで、本当に共学化の恩恵を受けた高校ってどこ?二華?三桜?いやいやいやいや、そうじゃないです。
一番共学化の恩恵を受けたのは、実は二華や三桜じゃないです。そう、私立高校の特進コースと東北学院高校ですな。
だから、最近分かってるお母さん方のなかで、館山・向山・南・泉高と言った準進学校や、中堅校筆頭格に行かせるくらいなら、私立高校特進コースの特待生になった方が得だっと考えるお母さんが増えてきてます。
館山・向山・泉高や中堅校筆頭格にやって東北学院大学に行かれてもちょっと…と思うんですよね。それに、これらの公立高校に行けば、高い塾代と死ぬほど多くて受験に実になるとは思えないすっとんきょうな高校の課題が足かせになるだけってのが分かってるお母さん方がいるのでね。
準進学校や中堅校筆頭格の公立高校に行ったって、いまや国公立大学の合格率はスズメの涙…国公立大学進学率は準進学校でも30%前後、中堅校筆頭格だと10%前後しかない。
しかも、公立高校に行ったわりには、私立高校特進コースへ進学した以上に高い塾代がかさんで、公立高校以上に出費がかさむのでね。お母さんたち知らなさ過ぎるんですよ、公立高校に行った方がお金がかかってしまう事実をね。
私、思うんです。高校生になって塾に行かせる気がハナっからないんだったら、最初から私立高校特進コースの特待生にならせろよ!って思うんです。
続きは明日に。