よくお母さん方で、
私、ここの県で産まれた人じゃないので、この県の高校事情が分からない
って、おっしゃるお母さんが意外に多いです。
私は東京から北海道までの進路指導が出来るので、ポイントを掴むと、ぶっちゃけすぐにその県の高校事情が分かります。
なもんで、もし転勤した場合はこのことを抑えておくと、容易に高校事情が把握出来ますので、覚えておくと良かろうと思います。
まずは私が宮城県から千葉県に引っ越した時のことです。引っ越した直後なので当然千葉県の進学事情がまるで分かりませんでした。で、把握するにあたり、まず何をすればいいか?
それは
①その地域のトップ公立高校を把握し、場所がどこか地図や現地に行って見てくること
ココから始まります。で、次に、
②その地域のトップ公立高校がある地区が入ってる最寄りの隣接公立中学校区と、その道府県にある国立大附属中の所在地や、◯◯市立第一中学校の所在地を理解する
といいです。理由はトップ公立高校に隣接する中学は、その地域ではナンバーワンの進学実績を誇る中学校だからです。
例えば、宮城県の場合、トップ公立高校というと当然『仙台ニ高』です。で、仙台ニ高がある川内澱橋通地区は仙台ニ中学区です。
知らない人からすれば、宮城県はニ高に二中が頭がいいんだなってことになります。二中は古豪なのでそれなりに教育水準が高い中学校区です。
だから、③そのトップ高校が所在してる地区に隣接する中学校区のお母さんと仲良くするのが一番です。この理由は教育水準が高い中学校区のお母さんは、そうした進学事情の知識に精通しているからです。また、予め抑えておいた国立大附属中も当然その周辺にはそこの中学に通ってるお子さんをお持ちのお母さんが多くいるものです。こちらも教育水準が高い中学校区のお母さんは、そうした進学事情の知識に精通しているので、彼女らに習うのが最適です。
ぶっちゃけ私が進学事情に精通しているのは、すべて過去の国立大附属中ママ及び◯◯一中ママから教わったものです。
なもんで、千葉県ではまずは千葉一学区内にある千葉のトップ高校『県立千葉高校』を抑え、国立千葉大附属中と県千葉の最寄りにある葛城中学を調べました。
そして、家庭教師派遣会社に赴任した最初の日は、片っ端から千葉大附属中と葛城中の生徒さん宅に家庭教師の先生の指導状況を聞いてまわり、こちらは知らないということを一切言わないで、すべて誘導尋問であちらから言わせるようにした上で、この千葉一学区の進学事情をあちらに話させました。これでこの千葉一学区を約1週間で把握することが出来ました。
あとはランク表などをみたり、そのお母さんから聞いた併願例なんかもメモを取ったりして、この公立高校を受けるときは私立の併願はあれを受けるとか、すべて附属中と一中のママさんから聞き出しました。甚だしいと、附属中のママさんは内申のことまで分かってたりしますからねぇ。アレには舌を巻きました。そう言うのをメモとして積み重ねていくうちに、徐々に附属中ママさん並みに進学事情が理解でき、あとは細かい内申的なことは会社に上がってるデータを見て把握して、いつの間にかその附属中ママさんよりも進学事情が詳しくなってしまいました。
いまだと内申的なことも、特に宮模試やぜんけん模試から配られる資料があるので、素人でも分かりますね。
そうやって、仙台にいた時は東北教務室だったので、米沢興譲館高の近くの米沢一中(近いのは五中)や、山形東高近くの山形一中や山大附属中、安積高の近くの郡山一中、福島高校の近くの福島四中などを抑えて、状況聞き取りしましたしね。千葉二学区だと県船と宮本中、千葉三学区だと東葛飾高校と柏一中などなどと、抑えまくりました。
教育熱心なお母さんは、こちらから敢えて聞かなくても、向こうからバンバン教えてくれるので、すぐに知識が入りますから。
仙台に引っ越して来た方、これから仙台から他県に引っ越す方、是非ともこのことは頭に入れておくと良かろうと思います。