利府中・七郷中・六郷中は成績悪い子が多い中学だ。が、これらの中学は荒れているわけではない。単に成績が悪い子が多いってだけだ。人はめっちゃいいんですよね。私も、これらの中学の子を教えるのは割と好きだ。
が、何故、これらの中学は成績悪い子が多いのだろうか?
確かに、この中では特に七郷中と利府中学区はそれなりに発展している。
七郷はいま、荒井地区に地下鉄の駅や車両基地が出来たりホームセンターやらスーパーやらが出来たり、利府には新幹線車両基地があってイオン利府や葉山団地が出来、随分と発展してきている。そう言う点では七郷と利府は共通点が多い。その一方で六郷地区に関しては、利府や七郷と違い、過疎化が進んでいる。
なもんで、これら3つの地区に行くと、
三世帯住宅
がやたら多く、爺婆付きのご家庭かかなり多い。
六郷地区に至っては利府や七郷みたいに全然発展してないですね。まあ、高速道路はあるけれど、逆に古臭い地区ゆえに、県議・市議の力が強いことから、無理矢理あんな過疎地に今泉インターチェンジが出来たんだろうなって思う。利府に至っては高速インターが利府中・松島海岸・利府塩釜インターチェンジと無駄に3つもある(笑)
それ故に、元農家がイオンなどのスーパーやホームセンターなどに土地を貸していることから、土地成金が多く、低学歴でもその周辺地域を管理と称した草刈りをしてあげさえすれば、黙って賃料がうん百万くらいは軽く入ってくるため、そこまでしゃかりきに勉強しなくても、先祖代々の土地さえ守っていけば、黙って高収入を得続けていくことが出来る。
また、仮に土地を売っても、そのお金で近隣のアパートや月極駐車場なんかを持っていることから、やはり安定収入が入り続けるため、こちらもやはり同様だ。
なもんで、ちょこっと畑や田んぼをやって、仕事してるぷりっこも出来るので、あまり周囲からやっかまれないで済んだりする。と言うよりも農家=低収入と言うイメージが強いせいか、あまり周囲から羨ましがられることも実は無かったりする。まあ、近年ではこうした不動産収入以外にも、ちょっとした自営業(主に建築・土木・設備系会社が多い)もやってたりするので、
金がカネを呼ぶ
状況には変わりがなく、これまたそこまで高学歴である必要がない状況下だったりする。
なもんで、こう言うご家庭の子は、わりかしのんびり育てられていて、三世帯当たり前な思想を幼少期から植えつけられていて、当たり前に親と同居→そのまま爺婆が子育てサポートをしてという感じの先祖代々のルーティンが芽吹いているんですわ。
で、親より爺婆の意見が非常に強く、進路もちょっと古臭い感じになりがちなんですよね。だから、子もそこそこ青春を楽しむ進路をとかくとりがちだったりする。
まあこれが田園地帯のI'm a farmer.の実情だろう。