この時期になると、私は毎年言ってます。
そろそろお母さん、娘にああせいこうせい言うの控えて、ケンカふっかけないで欲しい!
とね。男子と違い、この時期の中3女子はとてもビビってます。中学生生活のなかで基本的に女子は二年間半はとても頼もしく見えるんですが、中学三年間のラストの半年間だけ、とても見てられないほどメンタル的に崩れてる中3女子が多いんです。
落ちたらどうしよう
アレもやらなきゃ、これもやらなきゃ
追い詰められれば、追い詰められるほど、メンタルが淡雪のようにショボショボに見えるんです。
そんな感じのなか、同性の母親は心にズケズケと入ってきて、娘は右から左に流せないので母子バトルに発展します。母親がケンカを売れば売るほど、娘は心を掻き毟られて、勉強しなくなります。仮に勉強しても怒りで心ココにあらず…この半年間の娘の扱い方は、なかなかお母さんが出来ないってか、やった経験がなかなか無い『あたたかい見守り』が最適なのです。しかし、母親のなかではそれをクソくらえって思ってる人が居たりして、黙って見過ごせない方が毎年後をたちません…お母さんの方が年齢的にも大人なんだし、なるべく娘さんのことをそっとしておいて欲しいものです。『そっとなんか出来ないよ、うちの子は…』、これはお母さんが黙ってらんないだけ。でも黙って見守っていて欲しいんです。ココから三月八日までは。
それとは逆に、中3男子は二年間半はグダグダで突っ込みどころ満載なのですが、ラストの半年間だけ目的に向かって邁進出来る人が多いです。こうなるとお母さんがガーガー言っても、右から左で流して空返事出来るので、メンタルも揺るぎないんです。この半年間だけ中3男子はとても頼もしく見えるんです。女子とは間逆っすね。
確かに、娘さんも多少勉強しないこともあると思います。あるとは思いますが、言うときは言い方を考えて欲しいです。極力ケンカになるのを避けて欲しいんです。高校受験は男子も女子も子離れ・親離れの最初の儀式です。
男子なら今まで通りの対応で全然オッケーなんです。でも、女子はこの三月八日までの期間はなるべく穏便に過ごさせてあげて欲しいんです。もう100日あるかないかなんです、受験まで。だから、大人の女性の代表であるお母さん、ホント言いたいこと・突っ込みどころ満載の娘さんを前にしても、グッと堪えて欲しいです。
私、介入ゼロにして欲しいなんて無理なことを言いません。今まで10言ってきたことを3くらいに抑えてくれって言ってるだけなんです。それだけ母親が思ってる以上に、今の時期の中3女子はナーバスなんです。
ただし、松島高校や名取高校や黒川高校以下のレベルの高校を受験する予定の娘さんだったら、あんま態度を変えなくてもいいと思います。が、娘さんの受験予定のレベルの高校が偏差値48から68くらいの高校を受験予定なら、極力黙ってて欲しいです。ゼロにしろとは言いません。
多分一番扱い方が難しいのは、娘さんが釜高・広瀬・西・東英語科・ナト北・仙商辺りのレベルの高校を受けるレベルの娘さんの処遇でしょうね。黙ってると勉強やらないし、怒るとケンカになって余計勉強しなくなるしでね。でも、普段よりはやはりお母さんが我慢して欲しいですね。