やっと黄金週間も半ばです。うちの娘ちゃんなどの中学生も連休です。
目下、非中高一貫校の普通のどこにでもある公立中学の中1は
英語→UNIT 1
数学→正負の数
国語→詩が終わって随筆
理科→ルーペが終わり植物のパーツ
社会→地理の経線・緯線などの地図の読み方
ってのが一般的な進み方だ。
それに対して二華中の場合
数学が文字と式が終わっていると言う話しは聞いた。二華中の中1数学の進み方が非常に面白い独特な進み方をしていく。
一般的な公立中学の数学は、下の画像のように
そして二華中の中1数学は下の画像のように
↑のように学習指導要領通りではなく、
関連性のあるものを縦に進むことで、合理的な進捗をしていく点にある。
一般的な公立中学しか知らない人は、後者の進捗に違和感しかないだろうが、逆に考えると一般的な公立中学は非常に無駄の多い進み方をしてると言っていい。学年が上がる毎に、前年の復習を軽く触れざるを得ないから。
が、逆に二華中の場合は無駄を排除した進み方をしている。計算なら計算を、方程式は方程式を、関数は関数を授業することで、いちいちブラッシュアップや説明の重複を取り払うことで、進み重視な合理的な指導になっている。
伊達に教科書改訂をやってないんだから、中高一貫校みたいに、無駄を排除した指導は個人的には羨ましいなぁと思いますが、ただ一般的な公立中学は教育的配慮(点数・評定バランス)を考えて、時々『関数系のところに簡単な項目を挟んでくれりゃあいいのに』って思うこともあります。後期中間と学年末テストは成績が低めの子的に、点が取れるところが無くてねぇ…
世の中、頭いい人だけしか居ない訳じゃないから。
麻布学院さんみたいに鍛えに鍛えて、頭いいとこにゴンゴンやるってな指導方針ではうちは無いのでね。あれも私はそれぞれの指導方針であり、ポリシーはあって然るべきなので、アリだと思います。他との差別化がはかれますからね。
うちには一定数、5教科で100点未満の子が毎年数人居ます。なもんで、どうしても塾内平均点が県の平均以下です。今年の中3は目下3人そういう子がいます。
特に少年くんなんかは最初、小学校を卒業して中一の春期講習を受けに来た頃、集中力が無くなって飽きたり、時に他人にすっかけたりしてましたorzしかしそんな少年くんも中3になりました。中1の少年くんを知っている者からすれば、少年くんが授業を飽きずに受けている姿や、展開を解く姿にはある種の感動を覚えます。
計算する時に少年くんは、
指を折る光景が、指を折らなくなった。個人的に私は指折りしなくなったことは褒めません。むしろ指を折った方がいいとすら、思います。視覚的に確認が出来るからです。
たかはしの家庭教師では、その子その子の入り方・覚えやすさがあります。
例えて言うなら野茂英雄選手
彼はトルネード投法と言う独特なピッチングフォームをして、野球界では大活躍をしました。
しかし、このトルネード投法をみんなと違うと言う理由だけで、みんなと同じ投球フォームに直していたら野茂選手はああも活躍が出来なかったのではないでしょうか。
故に、私は
生徒が無理なく理解すること
これが第一義なのです。
ゆえに、例えば中3の場合
この公式どおりに生徒全員を当てはめてこうとは、これっぽっちも思ってません。うちの数学苦手っ子には、
が、なんか中学の数学教師には、この分配法則が不評で矯正しようとするんですわ。あたかも野茂英雄選手のトルネード投法を矯正するようなものです。
私は何度でもいいますが、
生徒が理解してくれることが第一義なので、必ずしもみんなと同じになること・すること・KYが正義だとは思わない
です。
独特、いいじゃない!
トルネード投法いいじゃない!
これがうちの売りだと思います。
独特でもセオリーでも
中高一貫校でも非中高一貫校でも、
結局は復習が最重要です!
このゴールデンウィーク中に、授業が止まってることもあるので、しっかりと復習を固めて欲しいです。レジャーもいいけどね。