宮城県公立高校入試史(調査中)

今日は宮城県図書館に他年度の公立高校入試の過去問を仕入れに来てみた。

仕入れ中にふと疑問に思った。

『宮城県の公立高校入試って、いつから入試問題を河北新報で公開するようになったんだろう!?』っとね。

まず太平洋戦争前はしてないだろうと思って、戦後から調べてみた。宮城県図書館には戦後は昭和24年から河北新報の紙面が見れるので、まずは昭和24年から調べてみた。結果は『公開してない』だった。

で、閉会間際だったので、昭和30年に飛んでみた。すると、『公開している』ではないか。この年の受験生というと『いま78歳の人』が受験した年だ。著作権などもあるので、とりあえず昭和30年の公立高校入試過去問(数学)を見てみよう!!下記だ。

見ると、正負の数や三平方の定理、三角形の性質なんかが一丁前に出題されている。

ちなみにこの頃は河北新報で国立仙台電波高専の入試問題も紙面で公開されているし、予想問題なんかも河北新報では特集していた。

面白かったのはこの頃、実業科(例：家政科や工業科)には家庭科の試験や、図画(＝いまの技術のこと)などの実技系の試験まである点だった。

また私立高校の生徒募集広告も面白かった。尚絅女学院高校(＝現在の尚絅学院高校)には体育科などの学科や、東北学院高校には定時制があったり、現在の東北福祉大の附属高校の仙檀学園高校があったりしてるではないか。

この続きはまたそのうちやりたいですね。今日はこの辺りで。