中学受験を終えた雑記『成績いい子と悪い子の最大の特徴』

教えてて私が一番痛感することとして、成績いい子と悪い子には見てて特徴があります。なかでも一番の特徴は、

成績いい子＝主導権が親

成績悪い子＝主導権が子

なのですよ。

で、たいてい仙塩地区と愛子地区の中学生は、中学生が主導権を持っているし、逆に仙台市中心部のご家庭は親が主導権を持っているんですよね。

なもんで、この二つの地域の中学生、ことに親が仙台市周辺の出身の人の中学生ほど、テスト対策に来ません。来ても中三の正月特訓だけ。で、その場合、私立専願対策に来るぐらいです。焼きが回ってね。

それともう一つ、成績いい子と悪い子の特徴として、

成績いい子＝親がこちらの言い分を聞く

成績悪い子＝親がこちらの言い分聞かない

かなぁと思います。

成績いい子だとB判定で受験するのを決めますが、成績悪い子だとB判定でも不満なのでBでは首を縦には振ってくれません。AかS、時にはAすら納得しませんね。

私、いつも思うんです。居酒屋の白木屋とかに行くと必ずトイレに、

子の云うことは八九きくな！

って書いてるように、これが全てなのではないかと思います。

成績の悪い子のご家庭はほとんどが

子の云うことは八九きけ！

になってるんですよね。

子どもって、絶対嫌なことやらないんですよね。嫌なことをやらせるのって、やっぱ親だと思うんですよね。ある程度大きくなったら、大人になったら、得意分野の専門性を身につけるってのもありですけどね。

私、毎年多数の生徒ママさんを見てて思うのが、『なんでそんなに子どもの言うことを聞くんだろう？！』って、思うんですよ。我が家では正直信じられません。子の云うことは八九きくな！と言いますが、逆に言えば子の云うことは一二きけ！なので、ちょこっとは聞きますよ。

例えば誕生日プレゼント何が欲しいとか、たまに今日何食べたいとかね。洋服どんなのがいいとかね。でも未来に関わることは我が家ではあまり子どもに決定権を与えません。

ただ、進路のことに関して娘から、

私、公立中に行くの怖い…

附属中ってドキュンママ怖いんでしょ？スクールカーストも怖いって…

部活やるのやだ。

っと、ボソっと言われました。

幼稚園も小学校も私立なので、娘からすれば公立って得体が知れない世界なんだろうなって、思うんですよね。

小６ですでにドキュンママとか、スクールカーストって言葉を知ってるのに驚きです…娘はどっからそういう情報を聞いてきたのかわかりません。小学校なのか塾なのか…

そう考えると、公立小学校の小６とは違い、だいぶ考えているようです。宿題やって来なくてゲームばっかりして昨日、私にめちゃ説教された小６居ましたけど、彼ら彼女らの何人がドキュンママやスクールカーストって言葉を知ってるのだろうか…

中学受験って、子どもをここまで育ててくれるんだなぁと、ちょっと思いました。でも非受験な公立小学校の小６と、受験経験がある小６ってやっぱ違います。使い古された言葉ですが、

受験は子どもを急成長させる出来事

だと、私は思ってます。

非受験な公立小学校の小６にしなくて良かったなぁとは思いました。

私が私立中を考えた最大の理由は、

①娘を三年で仕上げる自信がない

②娘はこのまま行くと宮城野や三桜高校に行きそう

長い家庭教師経験で、生徒とちょっと教えると、何となくその子が将来行きそうな高校が見えます。で、その嗅覚はあまり外すことがないのでね。

自分の経験則上、もうちょい娘を成長させる余地を残しておきたいんですよ。宮城野や三桜高校には悪いんですが、私はそれらの高校ではさしたる成長力を得られるとは到底思えないのでね。

宮城野には10人くらい行った生徒を見ましたが、今のところ最高で一浪で上智大学１人、現役で宮教１人で、他は全員学院大…三桜も１人現役で宮教が最高であとは全員福祉大です。私は娘には学院大や福祉大や工大でヨシとするのだけは勘弁して欲しい、そう思ってます。なもんで、恐らくこれらの在仙私大受験禁止にすると思います。宮城大も。宮教は先生になりたいなら反対しませんが、先生になる気もなく単に地元にしがみつきたいのなら、反対です。

宮城大と宮教で先生にならない奴が、単に地元にしがみつきたくてそれらの大学に入ったって、不幸です。私、結構みてます。宮教や宮城大に行って、バンド狂いして就職がハチャメチャになった人を。

大学は理念無き人・やりたいことが無い人が入っても不幸でしかない！

っとね。

子どもをお飾り人形にするために、手元に置いておきたいって考えだけは親としてしたくない、そう私は思ってます。

子どもがナンバースクールに入った（大学は学院大とかでも）ことをいまもずーっと言ってるデイサービスセンターに通ってるボケ老人みたいにはなりたかねぇなって、思います。

この街は高校が全てと言う風潮は今もまだ残ってます。

一高、おー(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

ニ高、おー(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

三高、おー(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

宮一、おー(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

二華、おー(ﾉﾟοﾟ)ﾉ

ボケた老人でさえも、娘・息子・孫の名前を忘れても（笑）娘・息子・孫の行った高校だけは覚えている。それだけ、仙台人の魂に高校名は刻みつけられてるんですよ。

これが、仙台と言う街です。

うちの娘には高校受験は向いてない、そう判断しました。敢えて仙台人としての誇り・プライドは捨てました。人は高校受験から逃げたと言うのかも知れない。知れないけど、このまま高校受験を戦わせて、果たして私は娘が宮城野高校や三桜に入って喜ぶのだろうか？って、疑問に思えたのも事実だ。

それなら、生徒たちを見ててもそんなに建設的とは思えない高校受験を捨てて、大学受験だけをみて娘を育てた方が合理的だと、私は思った。娘自身も晩成血統なので、高校受験に間に合わない自信だけはもてたのでね。

ナンバーがどうとか、仙台魂とか仙台人の誇りとか、俺は俺の娘や息子はどうでもいいかなぁと思うのも事実。ナンバー生が自転車盗んでも見逃され、城南生だと補導される、このナンバーに行くことが特権階級化してる田舎町に、敢えてアンチテーゼを掲げるのもなかなか理解され難い選択かも知れない。

でも大学はせめて実力で、苦労して苦労して入って欲しい。大学だけは断じてラクして入って欲しくない。俺自身、苦労して大学に入ったことを誇りに思っているし、苦労して入った分喜びもひとしおだったし、高校受験のリベンジが出来て、おまけに子どもの頃からの志望校だった明治大学に行くことが出来たので、大満足な大学受験だった。まあ早慶には落ちたけどね^^;

だから子どもにも大学には充実感を持って、相思相愛で、へんにランク落とすとか、妥協して入るとかじゃなく、スカっと入って欲しい。親としてのこれは私の願いだ。だから、６年かけて娘を仕上げていこうと思ってって訳。

高校なんて１通過点だと思うしね。どのみち仙台に残る子になって欲しくないので、東京やアメリカに行ってナンバースクール、なんだそりゃ？だしね。

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３月末に宮城県の新しい公立高校入試制度の質問会をやりたいと思います^_^

まあ公立高校に限らず、高専入試や、内申のこと、勉強のこと、発達障害のこと、東日本地区の他県の入試制度なんかも質問があればお答えして行きたいと思ってますので、良かったら来てください^_^

一応次の生配信の予定は、3/25（月）の23:00からを予定したいと思います。