仙台では年越しやお正月になると、定番の料理ってのがあります。
①ナメタガレイの煮付け
ただし、それゆえに仙台ではナメタガレイが12月半ば過ぎから一気に値段が高くなります。ゆえに賢い人は11月くらいにナメタガレイを買って、冷凍しておくのですが、これを同居してるお爺ちゃんやお婆ちゃんに出すと『安くしたくて冷凍モノ使うとはけしからん!少しぐらい高くなっても鮮度の良いナメタガレイの方がおいしっちゃ!』っと、毒づかれます。爺様婆様たちは舌が肥えてて、すぐにこのナメタガレイが冷凍モノかどうかわかってしまいますので、ご注意ください。うちの両親はソッコー看破します。
死んだおっぴさんに、冷凍モノを出そうものなら、
『こいなうめぐねーもの、くぢ曲がってかいね!』
(訳:このような美味しくないもの、口が曲がってたべられません)
っと、一口クチつけただけで、決して手をつけてくれません。
ぶっちゃけ、
冷凍モノかどうか気づいてないと思ってるのはお母さんとバカ舌な野郎っ子だけ。それ以外は気づいてます(笑)
②焼きハゼを出汁にした具だくさん雑煮
沿岸部だと子どもが秋にこのハゼを釣って来るのが仕事でした。私も小3〜高校生まで毎年秋になると、親に『ハゼ釣ってきなさい』と命じられ、私の秘密スポットの陸前浜田駅と東塩釜駅の間の、とある入れ食いスポットに行って、正味15分程度でクーラーボックスがいっぱいになるとこなんすよね。
焼きハゼに使うハゼはいわゆるダボハゼと呼ばれる型が大きいハゼ。ハゼの天ぷらに使うハゼは型が小さい骨が柔らかいハゼ。なもんで、子ども心にまずは釣りやすい天ぷら用のハゼがよく釣れる釣り場で釣って、余った時間でダボハゼがつれる釣り場に移動して釣る感じでした。
で、ここで母親は焼きハゼと、その日に食べるハゼの天ぷら用のハゼとに分類し、ハゼを焼いて雑煮の出汁に使う日がその日が来るまで、縄で上記の写真のように吊るして乾燥させておくんですよ。
①焼きハゼ
②セリ(出来れば仙台セリ)
③餅
④大根
⑤にんじん
⑥ゴボウ
⑦凍み豆腐(出来れば岩出山の)
⑧かまぼこorナルトorおせちの余り物
※たかはし家だと晦日に作った物にはかまぼこ、正月明けに作ったものだと伊達巻や赤のかまぼこ、白のかまぼこなどあからさまにおせちの余り物が露骨に入ってます(笑)
を入れて、あとは家庭によりカスタマイズした具を数品入れ、味噌ベースか醤油ベースにして召し上がるだけです。
この写真は焼きハゼを一本ぽんにしてますが、たかはし家の焼きハゼは、写真の雑煮のハゼをこのように表しにしてません。ザク切りにして食べる時は一口で食べられる仕様にしてます。そこは好みかな。
良ければ、せっかく何かの縁で仙台に来たので、うちの嫁みたいに面倒くさがらないで、仙台文化の最たるものである仙台雑煮を堪能して欲しいです。ちなみに、うちの嫁は青森出身なので、決してこの仙台雑煮を作ることはありません。ナメタガレイもセコいんで絶対冷凍モノです…12月初旬に、冷凍庫にすでにナメタガレイが入ってます…仙台人の機微って奴を無視してますので…なもんで、たまに生徒宅でこの仙台雑煮を出されると、涙が出るほど嬉しいです( ; ; )あと、実家帰ると、うちのクソババア(笑)の雑煮を食べると物凄く幸せな気持ちになります。
あと仙台では、12月29日と31日に餅つきや、餅がらみな料理はしてはいけない風習なってます。その日は避けましょう。まあ爺様婆様がいる家だと、ごしゃぎつけられてやらないと思いますがね。
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