小５・６と高校受験について

今回のブログは、はっきり言って私一個人の印象・感想であって、うちの生徒に押し付ける気は毛頭無い。てか、今更タイムマシンにでも乗らない限り、後戻り出来ないけどね（笑）

私一個人としても、家庭教師としても『高校受験』と言うものに、実はいい印象が無い。特に私の高校受験は惨敗に次ぐ惨敗で、いいことが何も無かった。周囲の大人の話には全く耳を傾けようとはしなかったしね…ほろ苦い思い出しかない。

が、こと生徒については、特に5教科300点未満の成績のコと、宮城野区（※宮中と東華中は除く）・仙塩・仙南地区の5教科300〜350点台の成績のコにとって、高校受験が無いと勉強しないので、高校受験は一定期間勉強する良き契機になっていることは否定し難い事実であろうことも、私自身理解している。

だが、5教科300点以上（宮城野区以外の仙台市内限定）にとって、果たして高校受験は本当に意義があるのだろうか？っと言う疑義を、私は実はそう思っている。

お金があるんであれば、宮城県の親御さんはもっと私立中学に進学させてもいいのではないかって、個人的には思っている。

ここ数年、この高校受験をめぐって、やたら不登校児が増えている気がする。今の子たちは、私が中学生だった頃に比べて、数段メンタルが弱いと思う。なもんで、常々親が早めに対応して、高校受験を回避させられなかったのか？っと言う疑義は無くはない。が、私はこういう仕事をしているがために、子どもの学生生活を慮ることが出来るが、なかなか素人にそれを求めるのはコクなのかも知れないがね。

私は、うちの娘は高校受験向きじゃないと思っている。

理由はうちの娘が仮に仙台一中に進学したと仮定して考えると、

評定3.4

宮模試で300前後

くらいの、高くもないが低くもない、恐らく仙台一中に進学したとしたら、『私は一中の落ちこぼれ』とスティグマを押されたかのような気持ちになることがすでに私の脳裏では予想している。これだと、私の母校の利府中だと『頭いい！』と言われるレベルなのだが（笑）、悲しいかな仙台一中辺りだと、この成績では『落ちこぼれ』を自認するのは間違いなかろう。

うちの娘には、そんな経験をさせて果たしていいのか？っと言う疑問符がつく。

この成績だと仙高は勘弁して欲しいので、頑張って仙台三桜や宮城野普通、まあ英語が出来るので多分泉高英語科に進学するであろうことが容易にシミュレート出来るのですよ…しかし、これらの高校だと、はっきり言って私立特進に行った方がマシだろうね。

でも内申がね…となると、手堅く仙台東か、私が忌み嫌う仙高、若しくは県工情報技術か、白石看護ってことになるだろうなってことも想定出来る。こうなると、私は東や仙高やるくらいなら、県工情報技術か白高看護の方が得策になるだろうなって思えてならない。

なもんで、それだったら中高一貫校で高校受験させないで、６年計画で大学受験を見据えさせた方が全然いいと思うのですよ。

私の家庭教師としての経験則からみて、志望校が事実上決まる中二の学年末テスト後の通信簿までに、うちの娘のあの性格や生活態度を鑑みて、3.6以上の評定を取らせるところまでもっていくことが難しいだろうなとは思うんですよ。仮に点数だけは私の想定以上に取れたとしてもね。うちの元生徒のハヤシライス君のような爆上げで二華を求めるなんてのは難しいだろうなって、冷静に思います。

まあ、こうシミュレート出来てしまうのが、私の家庭教師たる職業病なところが成せる技なんですがね。

ゆえに、世のお母さん方は、小５・６くらいになったら、是非とも一度、私などのこうした教育関係者に一度、中学生になったら我が子がどのような立ち位置になるのか、シミュレートしたり、ジュニア宮模試やぜんけん模試小学生版などを受験して、中学生になったらの立ち位置を判定してもらうべきなんじゃないかなって、私は思います。

正直、公立小学校の胡散臭いあの通信簿、短いテスト範囲なテストの点数だけで、よく巷のお母さん方は『うちの子、ニ高行けるんじゃないか！』って勘違いしてる親御さんが、毎年跡を絶ちません…お母さんはニ高、現実は釜高すら危うい…こう言うギャップを、私は毎年目にします…こんなはずじゃなかったと、思ってるお母さんが多過ぎます。

そう言う中一の子をちょっと教えただけで、『マジかぁ、これでオカンはニ高にヤル気まんまんなんか…orz』と、思うことが多々あります。小学生の時はよくできましたと100点だらけなのに、この体たらくと、お母さんは思うことなのですが、それもこれも小６で、何故ジュニア宮模試やら、ぜんけん模試小学生版やらを受けないんだ？って、思いますもの。

小学ぜんけん模試

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