仙塩地区のお母さんのあるある

本人は公立M高校を希望してるが、このM高校は正直あまりいい環境ではない。ギャル・チャラ男が多く、定期テストにノー勉で挑む子がゴロゴロ多い。バイトしまくり、恋愛しまくりで中学以上に勉強しなくなる生徒が大多数だ。親としてはそこを憂いている。目下人気校で倍率は毎年2倍弱だ。言わば100均のペンのような高校さな。安さだけが魅力で、この地区では絶大な人気だ。

が、かと言ってこの地域の母親の大半が希望する公立G高校には内申も点数も足りない。ここは中1〜中3の夏まではみなが目標にする高校だ。

じゃあ公立G高校とほぼ同レベルなのだが、立地・交通アクセス的に公立R高校は人気がないのだが、たまたまこのご家庭はこのR高校にめちゃくちゃ近い。なもんで、筋としてはR高校を受けるのが一番いいんです。が、何故かお母さんの方から、『うちの子にR高校なんて、そんな頭無い』と言って、こちらの話しを聞こうともしない。このR高校、毎年定員割れ前後なので、正直この子くらいの子でも入れているデータもある。

この地域の人は、凡人の最低レベルをG高校としてるので、G高校はこの地域の人には人気だ。で、この地域の人はG高校＜R高校というレベルの位置付けをしてるようなのだが、その意識は結構古く、現状、最低ボーダーラインだけはR高校の方が下だと言う点は、この業界人としては最早常識になっている。ただし、学生平均としてはお母さんの常識は正しく、Rの方がいい。が、そのお母さんの意識とR高校の最低ボーダーラインとは乖離してるのも事実なのですよ。その辺りを問いても、原住民はなかなか割り切ってくれないのですよ…現実問題、Gに入れないR高生ってのも毎年一定数いる。が、Gに入ってたら学院大は無理だっただろう。しかしRに入ってみな学院大に滑り込んでくれた。そう言う点でもR高はGに比べて環境がいい。

そうは言っても、このお母さんは聞く耳を傾けてくれはしない…お母さんのクチから私立と言う割には、そんなにまじめに私立を考えているとは思えない…結局は公立に行かせたいだろうなとは思うけれども、Mはヤダ、Gは入れない、Rはお母さん的に無理と決めつけてる、私立は真面目に考えてない。

成績を上げたいとは思ってはいるが、家庭環境的にこれだけ進路で揺れてると、目標が定まらないので、なかなか本人とて気合いが入りようがない。その辺りを親御さんが分かってるのかとも思えないが、成績を上げたいとは思っている。

まず塾を増やすとか塾を変えるよりも、進路じゃね？って、個人的に思うのだが、一向に決める様子も無い…

で、この手のママさんは、結局私の助言を聞き入れた親御さんが１人もいないので、まあ散々悩んで決めるのがだいたい12〜１月くらいで、そうなると、もう時すでに遅し…ってのが相場なのかな？！って、思ってしまう。

仙塩地区のお母さんあるあるだが、毎年毎年必ずこちらの提案は聞き入れず、結局Mにするか私立に回避するかってのが相場なのだが、まあお母さんもこちらの人なので、こちらの高校のランクは知っているのだけれども、ほとんどのお母さんがもうこの地域の古い常識に囚われていて、新しいアップトゥデートな高校ランクは心に届かないことが大半だ。

同様にこのお母さん的にまあまあ頭いいR高校のワンランク上のT高校で新設されたSK学科も、何気に現状お隣のS市にある某お笑いコンビの母校SS高校や、E科があるSH高校のE科、そしてR高などともレベル的に代わり映えがない。

これを仙塩地区のお母さんに言うと、

っと言って、頑なに信じようとしてくれない。

仙塩地区のお母さんの高校は少し古いと言う認識を、そろそろもって欲しいなぁと、私、毎年思います。私から見て、だいたい15年くらい前の高校入試事情が、そのままお母さんの固定観念になってる感じが強くする。

迷うのは分かる。が、側から見てると、結局お母さんの固定観念をゴリ押ししてるようにみえるし、子どもの友達づきあい重視と言う名の子ども丸投げで、とても未来を考えてるとは思えない進路選択になる場合が多い。

将来性・未来＜金・快楽

のような進路選択は、私は時に、

って、思う。正直、仙塩地区のお母さんの考えがあまり理解不能になる場合が多々ある。