下位のナンバースクールは、もうかつてのナンバースクールではない、こう言ってはばからない中学生や親御さんが増えて来てる気がします。
私も思います。宮一や二華だけでなく、仙台南、泉館山、宮城野総合、泉高、仙台向山高と言った下位ナンバーと準進学校は、最早偏差値ほどの違いはなく、この7校はほとんど進学実績も横並びです。
国公立大現役進学率はこれら7校はおおむね25〜35%で推移してるんですよね。なもんで、私はついつい高専や白石高校看護科を薦めたくなります。
うちでこれら7校に進学した人で国公立大に行った人は全員男子です。女子ではまだ1人も居ません。ただ旧宮城一女・二女時代に遡ればいますがね。
でも今年、初めて浪人しましたが、宮一から国公立大に進学した女子が1人出ました。それでも浪人なのですよ。
私、思うんです。
宮城県民って、高校に入るとなかなか女子に教育費をかける親御さんがグッと減るってね。中学生の時まではあんなに塾に行かせたがってたのに、高校に入った途端にパッタリ塾にやらなくなるJK持ちの親御さんがね。
私がガキの頃、恵ちゃんって言う女の子が家族に、『女に学は要らん!』って言われて宮一女にいけるだけの成績を取っていながら、多賀城高校に進学させられた子がいました。流石に今の世の中では、そう言う人はあまり居ませんけど、結局高校入ってからがそうなのかなぁと思っています。現代版の男尊女卑なのかなぁと思わずにはいられません…
男子高校生はやたら塾や予備校に行ってますけど、女子だとほんと少ないですね…
だから、私はJKにそんなに教育費をかけてもらえないんなら、『高専行って、目先のテストだけ頑張って、ノー塾で聞いたことがある会社に就職した方が得だ』って、思わずにはいられないんですよね。
でも、JKって本当楽しそうです。口開くとたいがいは『彼氏・カレシ・かれし』でね。お化粧したり、女子会したりしててね。
もしくは部活っ子で2年半運動やら、バンドやら、吹奏楽、軽音と言った音楽活動やら、美術などの創作活動でね。でも、だいたい大学進学時に、音大や美大は反対されるしね…
これって、中学生時分の中二男子にとても酷似した状況ですよね。ゲーム三昧で、進学するときに
子『ゲームを作る会社に入りたい!』
親『そんなのダメ!公立高校に行きなさい!』
ってな状況に酷似してるって、思うんですわ。
JKの場合だと、
子『美術やりたいので美大行きたい』
親『そんなのダメ!国公立大に行きなさい』
子『音楽やりたいので音大行きたい』
親『そんなのダメ!国公立大に行きなさい』
子『スポーツトレーナーになりたい』
親『そんなのダメ、国公立大に行きなさい』
そりゃあ腐りますわ…
ダメおやじって、マンガがあったけど、確かにJKは私生活は楽しいけれども、成績がねぇ…ダメおやじみたいな状況なんですよね…と言っても、正直ホントにダメではないんですよ。赤点とかとってるわけじゃないので。
ただ、普通なんですよ。
評定で3.6
模試で偏差値45〜48で。
指定校は取れない、AO使えない。国公立大に行くには7科目みなこんな感じで、高3のインターハイ予選が終わる6月から急に始めて、翌年1月までやっても大学入試は高校入試じゃないから、そんな半年そこそこで何とかなるシロモノじゃないし。
そりゃあ男色や趣味に走りたくもなるよなぁ…しかも周囲がみんなそんな感じ…
だから、私はついつい高専とか白石高校看護科を勧めるのはそこなんですよ。落ちぶれるJKが見たくないので…