個人的に、JKを過去に何人か教えたことがあるが、伸びた人は1人だけ。私が初めて東京で教えた女子御三家の1つ雙葉高校から早稲田の一文に入ったJKだけ。他はみなズボズボで終わった感しかない…打率は1割2分5厘、楽天の外人ならクビだな(笑)
で、その1人のJKに出来て、他の7人のJKには出来なかったことを見比べて行きたい。
【しくじりJK先生その1】
①高校といろいろな意味で心中した点
成功して早稲田に行ったコは確かにこの8人のなかでは一番ポテンシャルはあったかも知れない。ただ雙葉ゆえに高校受験がなかった。ゆえにダルっダルな高校生活をしてしまってたのは事実だ。それ故に、ダルっダルな高校生活を過ごしてしまった分、あまり高校の授業や副教材にこだわろう・しがみつこうという気が無いコだったのが、とても幸いしたように思う。
しかし、他の7人は
とにかく高校の副教材にやたらしがみついてしまっていたっと、述懐する。
例えば、個人的に偏差値40〜50プラプラの子にとって、
ネクステ
スクランブル
ヴィンテージ
と言った受験英文法問題集は、私的には無用の長物では無いかなぁ〜って思うんですよね。それを高校側が授業で使ってるから、高校側が宿題を出して来るからって理由で、そのレベルに見合ってない参考書にしがみつかれると、時間の無い現役生の偏差値を上げるって難しいって思う。
現役生の偏差値が伸びるコツは、
自分のレベルに見合った教材を使うこと
これに尽きる。急がば回れだと言いたい。
【しくじりJK先生その2】
②基礎的なことをやりたがらないで、やたら『時間が無い!』ことを強調して難しいモノや過去問をやりたがる点
失敗した現役JK先生たちは、偏差値40そこそこなのに、まだ基礎的なこともやりきってすらないのに、やたらと過去問をやりたがるのだ。正直、過去問を解くレベルではなかったし、過去問をやっても解釈や構造理解をしてる訳じゃないので、かなり答えを覚えてしまってる感が強かった。また、過去問も古い問題は『今とは出題形式が違う』という理由で、古いことすらやろうとしてくれない…
【しくじりJK先生その3】
③高3の6月のインハイ予選後じゃないと本腰入れてくれないorなかなかバイト辞めてくれない点
高校受験は確かに中三の11月からヨーイドンで、4ヶ月で何とかしちゃう男子がやたら多い。特に富谷市のパル中生は『別名:ミラクルパル中』と呼ばれており、このたった4ヶ月で何とか仕上げちゃう子が多い中学として名高い。が、高校受験で最後伸びた子に限って、大学受験でも同じような鬼脚を当て込んでしまい、結局最後の直線で伸びないで浪人か学院大・福祉大かニッコマってのもまたパル中の伝統でもある。高校受験で伸びた子ほど、直線で動かない。
だから、あまりにもやれ部活だ、ボランティア活動だバイトだっと、頑張り過ぎてしまうこともこの点に拍車をかけてしまうんですよね。
大学受験は6月からの瞬発力で押し切れるものではなく、6月までの位置どりでほぼ全てが決まる!
【しくじりJK先生その4】
④ギリギリまで国公立大学を狙いにしがみつき、私大にする決断を後回しにする!そのため要らないやらなくていい勉強をして時間を浪費し過ぎる。
家庭教師を雇う高校生の親御さんやJKって、後で使いもしない数学をやたら気にし過ぎるんですよね…まあ数学やれれば確かに国公立大学受験が考えられるので、国公立大学受験をやらせたい気持ちは分からんでも無い。が、結果的にその国公立大学受験を断念する決断が、引っ張り過ぎて遅れてしまい、10月くらいに入って、ようやく諦められても、遅きに失するんすよね。
これがせめて高一終了時点くらいで、数学に見切りつけられると、展開がガラっとかわるんじゃないのかな。