私は浪人して成績が一変して、物凄く成績が上がった。が、それでも早慶には届かなかった…で、春に浪人当初の本命だった明治大学の門をくぐることになった…しかし、私は憧れの早稲田大学を諦めきれずに、いわゆる仮面浪人(浪人生という立場にならずに、本命ではない大学に形だけ在学しながら、事実上の浪人生活をすること)をし始めたが、6月くらいに力尽きて断念し、そこから明大生生活をおそばせながら始めた。その際に、よせばいいのに、法学部=司法試験と言う物凄く安直な思考から、司法試験受験生生活を開始した。
随分、多浪している司法試験受験生の心をつかんで離さない漫画で、読んでいて『分かるわー』って、あの頃とても納得して読んでいましたわ。でも、その漫画、司法試験受験生がゆくの作者が途中で自殺したんですよね…本当かどうかの心理はわからんのだけれども、少なくともその司法試験受験生がゆくと言う漫画の連載がストップしたのは確かだった。
個人的に、私は大学受験浪人した段階で、もうこうした司法試験受験などと言った天賦の才能がないことを気がつけば良かったのだが、浪人してまあ本命こそ受からなかったけれども、それなりに勉強したと言う自負感があったのは事実だった。
まあ司法試験に限らず、浪人生は難関系の資格試験には私は向かないって思う。試験には天賦の才能が必要だと、今はしみじみ思う。
桜蔭や開成、筑駒、灘出身の東大生は、仙台でみたニ高生からトンペーに進んだ仙台の天才とは明らかに違っていた。幼少の頃から勉強を詰め込んできた『勉強ロボ』ないし『受験アンドロイド』だなぁと痛感した。残念ながら、こういうタイプは仙台にはあの頃、ほとんども居なかった。
しかし、最近、だいぶ仙台にもおおたさんを始めとした親勉インストラクターが増えてきた。そう、仙台でもこの『受験アンドロイド』を作ろうという空気感がだいぶ出てきた。受験アンドロイドは、親がかなり子を誘導していかなせれば、なかなか出来ないものだから。
受験はもう生ませた瞬間から、私は始まってると思う。一番の理想は、子どもが興味を持つように親が上手く誘導しないと、なかなか受験アンドロイドには作れないからねぇ。
仙台の本人任せにした天才タイプは、親が上手く誘導した受験アンドロイドには勝てない。それは東京に行ってしみじみ思った。受験アンドロイドの人は実はあんまり勉強しないで東大に受かってる。むしろ片手間で受験勉強してるんすよね。
桜蔭の子なんか、大学受験勉強しながら司法試験勉強や国家公務員一種の勉強も同時並行でこなして、駿台模試で一位を守ってたと話していた。大学受験の勉強だけだと飽きるんだってことは話してましたね。これが受験アンドロイドの真骨頂だと思う。