最近よく不登校に特化してる方（つもりの方？！）を離れた方からの依頼が来ることが多い。
学歴だけ見れば、確かに素晴らしい学歴だ。ブログ上でも不登校のことを勉強してるようだし、不登校のことを大分研究されているようだ。が、それが案外指導に生きてるのかい？っと、疑いたくなるような疑念が湧いて来るんですよね…特化してる感じの割には、灯台下暗しなんちゃうの？っと、言いたくもなる…
なんかその方のオーダーがこれで連続で三件続けてきた。なもんで、直接的には言わないけれど、間接的にさらっと言っておきたい。胸に手を当てて、少し考えて欲しい。
特化して行こうと思っているのか、特化してると思っているのか、よくは分からないけれども、特化してる特化してないに関わらず、不登校の知識・指導方法・進路指導があまりにもまだまだな感じが強くする。
それなのに、ブログとかでは一見不登校児を積極的に受け入れているように見える。が、ここまでその方の生徒さんだった方からの乗り換えが立て続けにくると、本当に少し本来の家庭教師なり、塾なりの指導をもっと吟味してやって欲しいっすね…
高学歴では、ただ勉強を教えるだけでは、教えられない子がいるって現実も知って欲しいです。私は不登校児に特化してる訳ではありません。が、それでも少なくとも不登校児に柔軟に合わせた指導は出来ます。
うちにも毎年１人〜３人は不登校児や、学習障害児、精神障害児が来てます。来ては居ますが、特化してるとまでは言わないかな。特化してるんなら、ほぼ全員不登校児とかになるようなら、自分でも不登校の看板をあげるけどね。
不登校のことの勉強会に参加したり、本を読んだだけでは、分からないものもあるんです。その子に寄り添う指導って、結構簡単に言うけれども、簡単ではないんです。畳水練では泳げるようにはならんのですよ。
私の場合、私が拳は我流で無形なのですよ。なもんで、その子その子に合わせてアジャストしてやってます。
理解力に合わせて、得手不得手に合わせたり、障害特性を見て入りやすいもの・入りにくいもの・入りにくいけど工夫すると入るものってのがあるんです。その工夫はその子その子の興味があることに関連させたり、面白いことと関連させたりすることで、今まで受け付けなかったことが、苦もなく入ったりもする。
ただ指導したってダメなんです。
これも北斗の拳のトキの有名なセリフで、
『激流を制するは静水』とあるが、言い得て妙だと思いますね。激流をもって激流を制するのは愚の策なのでね。より強い激流が、より弱い激流を飲み込むだけなのでね。柔は能く剛を制す、弱は能く強を制すとことわざでも言ってるけれども、本当そう思います。
私、思うんです。不登校児は経験すればするほど、教え方が熟成されるって。でも、数経験していれば上手になるという慢心も良くないって思いますがね。結局家庭教師はその子その子に応じて柔軟に対応する、これが一番なんだと思います。
時々、その逆の金太郎飴指導をしてる方が少なからず居ますが、それって頭いい子も悪い子も真ん中の子も不登校児も各種障害児もみな味噌糞一緒の指導をするってことでもあるので、それってどうよって思います。家庭教師が学校の先生と同じことしちゃアカンっしょっと、言いたい。