弘道ゼミナールの塾長さんのブログを読んで、言ってることに一理はあるけど、私とはだいぶ考え方が違うなぁと思います。
偏差値47ってよりも、まずは内申かなぁと思いますね。多賀城高校を狙うにあたって、まず最低限とっておいて欲しい内申は評定3.3以上かなぁと思います。それが取れた上で、あとは点取り勝負ってことになると思います。(※定員割れしてる多賀城高校災害科学科は除く)なもんで、もし単に多賀城高校にぶち込むっていう観点でしたら、災害科を受けろと思いますね。
国公立に入る入らないは、正直もう中学の成績と、親の経済情勢で何と無く分かります。でも、多賀城高校辺りで入学してすぐに塾に通える経済力を親が持っているか甚だ疑問符がつきます。
私は高校に入る前の段階で、親御さんにはすぐ伝えますね。この子は私大向きとか、この子は首都大などの公立大学(※宮城大学は除く)で英数国受験向きとか、なるべく事細かくね。あとは高校入ったらすぐ塾に入れとかね。
結局、最近しみじみ思うんですが、以前黛1号ママさんが『先生、公立高校に入れるって、まず入れるまでにこんなにお金がかかるんですね』ってね。毎年思うことがあるんですが、何が何でも公立高校に入ってもらいたいっていうお母さんに限って、中3までに全くノー塾で、成績が5科目100点代だったりします。
大学受験でも同じことが言えます。公立高校と、国公立大学とでは山の頂の高さこそ違えども、何が何でも国公立大学に行って欲しい人に限って、高3までノー塾で、偏差値45未満だったりします。
最近の子どもたちって、特に高校生時代の、いや中学生時代の大方の予想を覆して、それなりの大学に進む人が減ったように思います。逆に『えっ、この子あんな頭良かったのに、学院大に行っちゃったのか(−_−;)』って思うんだよね。だいたい女子で…
勝負しようという人が減ったように思うんだよなぁ。逆に地元志向が強くなってるって思う。しかも、単に地元にこだわってて、ポリシーも無く一番低いからってだけで、宮城大か山大を狙う人がね。心から入りたくて宮城大や山大を狙ってる訳じゃ無いから、最後のケッパリも弱い。だいたい親の事情で、安いところを意にそぐわない形で狙ってるポーズを取ってるだけ。
教育費がかかるのは分かります。国公立大学って声高に叫ぶ人には言いたい。意にそぐわない受験は最後にはケッパれないと。
大学はやっぱりやりたいことがあって、相思相愛の気持ちのところを受けるべきだと。
親が子どもに経済情勢を気にさせるような育て方をするのなら、小学生の早いうちから塾に通わせて、それ相応のことをすべきだと。
あと、国公立大学に行かせたいんだったら、私立特進特待にいかせてケチった方が、公立高校に入って塾に通わせるより安いって私は思う。
多賀城高校だってたったの15〜20%、泉館山高校でさえも25〜35%しか国公立大学には進学しない。
本当に国公立大学に進ませたいなら、公立高校は最低でも仙台三高以上じゃないと、確定的に国公立大学には進めないって、私は思う。
それ以下だったら、まあ高確率で学院大以下になるだろうとね。悲しいけど、まだまだいくら私立特進特待とて、宮城県民には未だに私立高校に対して蔑んで見てる人が根強いなぁと思うんですわ。特進特待なら、ぶっちゃけ富高や多賀城いくより得なんですよ。少なく見積もっても国公立大学にいく確率が50%はあるから。多賀城高校の倍以上あるから。
だから、評定4.2もあるんなら、私立特進特待行け!って私が言うのはそういうところなんです。
だからナンバースクール未満の公立高校は、ノー塾で学院大・福祉大・工大に行かせて教育費ケチりたいって言ってるように聞こえるんですよね。